見出し画像

ChatGPTをフル活用したUI勉強会🧩5ヶ月の成果とプロセス決定版

はじめに

こんにちは!つむです👯
今回は5か月に渡って実施したUI勉強会の成果とプロセスの決定版についてご紹介します!

前提となるUI勉強会の詳細は以下の記事に記載しています👀
おかげさまでChatGPT MeetUPやデザインAI大忘年会での登壇、X(Twitter)にて様々な方からご紹介をしてもらい沢山のいいねをつけてもらいました🙏感謝…

本勉強会は実験的にライトに進めていこう!ということで不確実なところもありながらのスタートでしたが、進めていく中でメンバーからプロセスをより良くするためのアイディアが生まれました🔥

他にも思いがけない効果を勉強会で得られましたので、そちらのご紹介と共に最後まで読んでいただけると幸いです!

自己紹介

2022年KDDIにUXデザインコースで新卒入社(KDDIアジャイル開発センターに兼務出向中)
auショップ向けDX施策やワーケーション施設検索サービス「タビトシゴト」、生成AIプロダクトなどでUIUXを担当


前提

まず、前提となる本勉強会の概要についてご説明します。(前回の記事を読んだことある人は飛ばしてOK!)

ChatGPTの活用場所

今回の勉強会は手を動かしながらUIスキルを身につけよう!というコンセプトの元開始🏃‍♀️
しかしUIとUXは切り離すことのできない分野のため、プロセスの組み立て方に少し頭を抱えていました🧐
そんな中、ChatGPTでペルソナ、ユーザーストーリー、情報アーキテクチャ図を出力する方法を発見!
このメソッドを活用し、最低限必要な上流フェーズの土台をChatGPTに作らせることでプロセスの効率化を目指しました🌱

プロセス

一連のプロセスをこなすのに必要な工数を週に1時間を3回繰り返すことで完了と設定🗓️

【1週目】事前にメンバーに宿題として実施してもらった「お題・ターゲットを決める」の内容を元に、モブプロのような形式でチームでChatGPTの出力結果を見ながらペルソナ・ユーザーストーリー・情報アーキテクチャ図を作成していきます。
ChatGPTの出力結果を元にワイヤーフレーム(WF)・スタイルガイドの作成を宿題で実施👓

【2週目】1周目の宿題のアウトプットを相互にレビューし合います
レビュー結果を踏まえての修正とUI・プロトタイプの作成を宿題とします✏️

【3週目】2週目の宿題のアウトプットを相互にレビュー👀
レビューを踏まえての修正を各々宿題として実施し、完了です🎉

プロセス改善

毎週メンバーからフィードバックをもらっており、3か月が経過した時点でフィードバックやアイディアが溜まってきたのでプロセス改善に踏み切ることに🔥

参加者からの感想

今回のプロセスでは ChatGPTと共にペルソナ・ユーザーストーリー・情報アーキテクチャ図を制作したらいきなりWF作成となっており、情報設計のプロセスが浅いものになっていました。
また、コンセプト設計も飛ばしていたことからスタイルガイドを作る際の軸がなく、作成に迷うことも…🌀

そうした中、メンバーは自主的に情報設計やコンセプト設計を行なった上でWF制作をしてくれていました😳
その分2週目までの宿題が膨大になり元々大きい負荷がさらに大きく……

情報設計はUIデザイナーが関わっていく大事なフェーズでもあることから、情報設計・UXの深掘りを行うステップを増やし、一連のプロセスをこなすのに必要な工数を週に1時間を3回から週に1時間を4回に増やすことにしました。

新しいプロセス

2週目のプロセスでは様々なフレームワークや手法を学ぶためにも特にフォーマットは決めずに各自やりやすい方法、試したいフレームで実施して共有し合うことに🐓

結果としてコンセプト設計やOOUIを活用した情報設計、情報フロー図、画面遷移図、UIフロー図など様々な手法の共有が行われ、週を追うごとに共有したものを各自取り入れて最適解を模索するような作業を行えました👓

【アウトプットの例】

コンセプト定義
OOUI 情報整理
情報フロー図
画面遷移図
UIフロー図

効果

UI勉強会も終盤に差し掛かってきた頃、効果測定のためにメンバーにアンケートを実施🎤

結果はなんと満足度・継続意向共に100%、実務での活用度75%とかなり嬉しい結果に…!🎉

満足できた点についてはこんな意見が👀

  • 普段業務をしていると様々なアプリを研究する時間を取れない中で、負荷はかかるものの強制的に時間をとって表現の幅を広げられるトレーニングができるのが良かった。また、普段抱えている疑問等もチーム内で共有し合う時間にもなっており満足している。

  • 実務でUIを実装する際に気をつければ良いこと、知っていれば便利なことなど、とても有益な情報を得ることができた最新技術の情報共有を勉強会内で出来たことも非常に良かった。

  • 他のメンバーの考え方やデザインの作り方など、ナレッジを学べるところ 、自分が考えたものに対して、客観的なコメントをもらえる点がいい。

UIのスキルアップだけでなく、チームでのナレッジ共有やコミュニケーションの場として活躍していたことが判明😳

レビュー主体の勉強会であることから、普段から感じている疑問を共有し、協力しながら解決策を探ることでコミュニケーション・チームビルディングとして機能していた点が高評価に繋がったのではないかと思います🚩

こんな人におすすめ

アンケート結果を踏まえ、以下の3パターンに当てはまる方に特にUI勉強会をおすすめしたいです☘️

💪 自分自身のUIスキルをアップをしたい人

普段本やSNSなどで情報収集、知識の習得はしているけど中々実践に移せていない…なんて人もいるのではないでしょうか?
知識を取り入れるだけでなく、手を動かしてアウトプットをすることで効果的に定着させることができますので、アウトプットの場を求めている方にはぴったりです🙆‍♀️
また、数ヶ月単位の長めの勉強会ですので、普段続けられない人でも強制的に手を動かすことで継続的にスキルアップができます🔥

👪 チームビルディングの方法に困っている人

交流を深めたい人がいるけどその機会がない!そんな場面も多くあるかと思います。
また、単発の交流会や勉強会では関係構築することが難しいなんてことも…😔
本勉強会はレビュー中心のため、コミュニケーションが活発に行われます🗣️
集団知が向上するだけでなく、関係性が深まることで組織力アップにも期待ができます✨

☘️ UIデザイナーとの意思疎通を円滑にしたい人

エンジニアやプロダクトオーナー、スクラムマスターなどUIデザイナーとコミュニケーションをとる機会のある人は多いのではないでしょうか💫
しかし、何をお願いしたらいいかわからない、どう伝えたらいいのかわからない、言っている意味がわからない………😵
そんな悩みをUIデザインの工程を学ぶことで解決できるかもしれません💡
手を動かすのはちょっと…という人はオブザーバーとして参加し、成果物を見るだけでもデザイナーが普段大切にしていることや何に悩んでいるかを知ることができます👂
レビューを通じてお互いの強みや悩みを共有することで長所を生かしたプロダクト開発へ繋げられるはず…!
ノンデザイナーの方にもおすすめしたい勉強会です🙌

おわりに

UI勉強会を終えて自身のUIスキルを向上しチームと関係性を深められたことはとても嬉しい成果でしたが、それと同時に情報発信、登壇をきっかけに沢山の社外の方と出会えたことは大きな財産になりました🎊

今後もAIのテーマの他に業務での取り組みやナレッジ共有をnote、X(Twitter)、イベント等で積極的に行っていきたいと思っていますので引き続きよろしくお願いします🙇‍♀️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?