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土地と想像力

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新しい価値は生産者が設定する。これからの産地を支えるネットワークの条件/廣瀬真一さん -ぶどう屋丸鉄

新しい価値は生産者が設定する。これからの産地を支えるネットワークの条件/廣瀬真一さん -ぶどう屋丸鉄

収益の一部を産地の未来へ再投資する山梨市の果実ブランド「YAMANASHI PRIDE」。その商品は、農産業の未来に対する強い責任感をもったメンバーで構成される山梨プライド農家組合の方々によって生産されています。今回は、そのうちの一軒である山梨市牧丘地区の「ぶどう屋丸鉄」廣瀬真一さんに、これからの果樹産業や産地のあるべき姿についてお話をうかがいました。

廣瀬 真一(ひろせ しんいち)さん
ぶどう

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瓦から、kawaraへ。瓦に宿る日本文化と精神を伝えるために/一ノ瀬 靖博さん - 一ノ瀬瓦工業

瓦から、kawaraへ。瓦に宿る日本文化と精神を伝えるために/一ノ瀬 靖博さん - 一ノ瀬瓦工業

私たちが住んでいる家の屋根は、何でできているでしょうか。さまざまな屋根材がありますが、日本の伝統的な家屋の多くには、「瓦」が用いられています。1916年創業、山梨県笛吹市にある一ノ瀬瓦工業は、屋根のプロ集団として人々の居住空間を守ってきました。

「瓦は、自分の中では日本そのもの。日本文化のひとつとして、”kawara”を世界に発信していきたいです」

このように語るのは、5代目の一ノ瀬靖博さん。

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心を癒し、世界を癒す。日本古来の花火がひらく祈りの時空/佐々木 厳さん – 和火師

心を癒し、世界を癒す。日本古来の花火がひらく祈りの時空/佐々木 厳さん – 和火師

夏の風物詩のひとつ、花火。コロナ禍で花火大会は続々と中止になってしまっていますが、夜空に煌びやかな光が舞う様子には、心打たれるものです。
しかし、カラフルな花火は、明治維新以降に海外からやってきたものであることをご存知でしょうか。それらを「洋火」というのに対し、日本に伝統的に伝わる花火は「和火」といい、江戸時代から自然本来の赤褐色の火の粉で日本人の心を癒してきました。

そんな和火の虜となったのが

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