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夜のコンビニ。 駐車場で正座させられている俺。 目の前には栓の開いた缶コーヒーが5本。 …
おもむろに目の前に腕を突き出す。それだけで常人程度であれば軽く吹き飛ばすことができる。…
昔は神童なんて言われてよ、学校の成績は一番だった。先生からも親からも褒められてたんだよ。…
私には怖いものがいくつかあります。 まず1つ目はゴキブリです。イメージしたくないので…
「で、なんか面白い話ないの?」 話が途切れたタイミングで何気なく金子に問いかける。 …
色のない世界。 病室も窓の外も白一色。 そんな中、唯一僕の心を癒してくれる赤。僕は…
《上》1,691字 永遠にも感じられる沈黙――。 彼を見つめるおよそ千の眼。煌々たる体育館の中で黒く鈍い輝きを放つ。今の彼にとってこれらは銃口に等しい。 千の銃口を突きつけられ身動きが取れないでいるのは、加藤正一郎17歳。樺澤第一高校の2年生であり、視聴覚委員長である。 ***** 加藤正一郎はいわゆるコミュ障である。決して話すのが嫌いなわけではない。しかし、人の心の機微を読み取るのが苦手でどうしても一方的になってしまう。 入学初日、高校デビューをもくろ
親父にはある習慣があった。 毎晩、切腹をするのだ。 切腹といっても、実際に腹を切る…
小学校の頃クラスにサオリさんとナルミさんって女の子がいたんだ。 どっちも可愛い子で俺は両…
子どもの頃夢中で頬張った。 「うめぇな~母ちゃんのタコ焼き」 学校から帰ると母がおやつ代…
うぅ、寒い、寒い、寒い、寒い。 明け方5時。起床時間にはまだ早い。 ふかふかであったかい…
かつて僕らは皆、純白の天使だった。遊ぶ時も学ぶ時もいつだってホワイトに身を包んだエンジェ…
俺は寝ている時に見た夢の内容をネタに話を書くことがある。 今も最高のストーリーの夢を見て…
こんにちは。鼻だけキリンの男ですっつってね。びっくりしたでしょ? ちょっとこのキリンの鼻について説明しますね。形状はそんなに特徴的ではないんだけど人間のものよりもはるかに大きいでしょう? 特徴はないといっても、縦に避けたような形で人間のものとはちょっと違いますよね。まあ、最近はマスクをすることが多いので大部分を隠すことができて助かっています。 とはいえ今はそれほど気にしてません。思春期の頃は悩んだこともありましたが、今は個性として受け入れています。一発芸で鼻の穴の開