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横柄

小さな頃は落ち着きのない子供として育ち、評価を受けてきた。人間の本質は年月が経過しても簡単には変わらないようで、大人しく振る舞えるようになった今でも不安や焦燥を由来とする衝動との葛藤が勃発している。自身の衝動を抑圧できていない状態のことを大人をして落ち着きのない子供と称するのであれば、社会で胡座をかいて価値以上の見返りを要求する横柄な人間は大人と称するに値しない。他人を過小評価する幼稚な大人が蔓延る限り、子供が自律心を育むはずがない。子供の幼稚性は幼稚な大人の下に生まれるのだ。

ISO800
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