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人生はほふく前進

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ダメダメ話を、なんちゃってエッセイ風に…できますように!
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2015年12月の記事一覧

タケシ君のこと

タケシ君のこと

昔、懇意にしていた男友達の名前を、どういう訳か長いこと忘れていた。
その友人とは、一時期であるがお酒を飲みに行ったり、リゾート地の民宿に数人で泊まりに行ったりした仲だ。

たまたま、フとフルネームを思い出したので
Facebookで検索したところ、
すぐに彼のページが表示された。

掲載されている画像を見てみると、
予想通りではあるが、相変わらず精悍な、いい顔をしていた。

「久しぶ

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中学時代の「謎」の答をあなたに

塚谷君へ。お元気ですか。私は年齢相応に、そこそこ元気です。
お手紙しましたのは他でも無い、中2の時のあの謎の答えをお知らせしたく筆を取りました。

謎とは、何か分かりますか。
ヒントは「机」、それから「宇宙戦艦ヤマト」です。もう分かりましたね。

塚谷君が机いっぱいに鉛筆で描いていた宇宙戦艦ヤマトの模写(作成途中)、
そこの横に毎日、メッセージが鉛筆で走り書きしてありませんでしたか?

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お土産は「4万2千円」

生まれて初めてMNPとやらをする事になった。
携帯電話の契約を、番号は変えずに別会社に乗り換えるのだけど、
様々な手続きののち、いよいよd社に契約を行う段でNGが出てしまった。

家電量販店のお兄さんが、神妙な顔つきをしてやってきて言うには、

「過去に未納料金があるようです。ご記憶ありますか?」

私は全く無いので、一緒にMNPする主人が横で青くなっている。

「ぼくのせいかも

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人生は ほふく前進 〜エメラルドグリーンの悪夢〜

シモの話で申し訳ありません。
泌尿器科に通い始めたのは、血尿ならぬエメラルドグリーンのものが日に数度あらわれたからだ。

何かの間違いだろうと見て見ぬフリをキメこんでいたが、さすがに数ヶ月続いた頃に、主人に相談した。

「えっ!!ぼくは同じ洗面所を使ってるけど、そんな事無いよ!ほっといたらダメだよ!」

と、その日のうちに泌尿器科へ行く事に。
珍しく主人が付き添ってくれた。

医師

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人生は ほふく前進-1

スイスで働く姉が、パリに行くと言う。
姉は研究者だから、また何か学会に参加するような出張かなと思いながら同情した。
テロが起きて間もない今、なんというタイミングであろうかと。

しかしそうではなかった。姉が言うには

・気晴らしで
・パリ土産を買いに、とか
・いきつけの日本人がやってる美容室に行かないと

だそう。

日本大使館から渡されたパリ滞在の注意資料には、

「危険を

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