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本:『自分の時間』

「次に紹介するならこの本」と決めたものの、
こういう普遍の真理に富んだ本はどの言葉も身に沁みて、
何度も読み返してたらあっという間に10月になってしまった。

自分の時間
アーノルドベネット 著
渡部昇一 訳

https://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=100576400


朝目覚める。
するとあなたの財布には、
まっさらな24時間がぎっしりと詰まっている
 

『自分の時間』P29


約1か月前。
久しぶりに連絡をくれた学生時代の親友は、
毎日とても充実してて、
充実しすぎてキャパオーバー。
自分や家族、仲間との、大切な思い出の
記憶と記録の残し方に悩んでた。

私自身、仕事でもプライベートでも、
やりたいこと・やらなきゃいけないことが
どんどん詰まったここ数か月。

家庭環境も仕事も興味関心も違うけど、
話しながらそれぞれを見つめていくと、
ポイントは「時間」だよね!と行き着いて、
お互い「自分の時間」の使い方を
見直すことになりました。

寝る前に1日を振り返る時間を10分作ろう。
朝、家族が起きる前に自分の時間を作ろう。
いろいろメモしてきたものを見返して整理しよう。
などなど"小さなできること"から始めることに。


そんな話をした矢先、
本棚を眺めてて目に留まったのが
『自分の時間』。

時間の"作り方"と"使い方"について、
軽やかに、事細かに、時間の真理が説かれた一冊。

久しぶりに読み返していて今の私に特に響いたのは、

 
やってほしいのは、
「家を出たらひとつのことに思考を集中してみる」ということだ。
 

『自分の時間』P88

という一節。


私たちは本来自由自在な存在で、
思考する自由を与えられている。
そして、おもったことは実現していく。

だから
「あそこに行きたい」
「あの日に返りたい」と強く思念すれば、
空間だって時間だって自由自在になる
可能性まで与えれている。

一方で
会社からの帰り道、
「改札を通ったら家のドア!」
なんて瞬間移動を想像しながら電車に乗り込む。
想像しながら「そうしない」を選んでいる私もいる。

というのも、
電車を乗り継ぎ帰ることで、
本を読むことができた。
仕事の失敗を振り返ることができた。
すれ違う人を見ながら気づくことがあった。
中秋の名月過ぎても変わらず美しい月が見れた。

瞬間移動・タイムスリップ、
しなかったから、
今、この時間に思い、考え、行い、
出会えたものがあり、気づけたことがある。
そんな時間を与えられていることさえ奇跡に思えた。


思いそのものが私自身。
私は今、何を思っているかな?

ベネットさんの
「家を出たらひとつのことに思考を集中してみる」
というアドバイスは、
ともすれば何も考えずに時間を過ごすことが多い私にとって、
「自分が今、何を考えているのか」
自分の思考を点検する機会になり、
改めて、今、出会うべくして出会った1冊。
今、出会うべくして連絡くれた親友にも大感謝。

次は「ひとつのことに思考を集中する」に挑戦だ🏋️

 
バランスのとれた賢明な1日を過ごせるかどうかは、
ふだんとは違う時間に、たった一杯のお茶を飲めるかどうかに
かかっているかもしれないのだ。
 

『自分の時間』P24

1900年初頭の英国紳士のおしゃれな言葉が心地よい、
時間について書かれた普及の名著。

時間の"作り方"と"使い方"について、
すぐ実践できる具体的な方法がたくさん書かれています。

「自分の時間」を見つめたいとき、ぜひご一読ください。


目次参考


文字間も広くて薄くて読みやすい


*****

本は時間と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。
知は力なり。

たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったら、ぜひ読んでみてください😊


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