見出し画像

小学校教員、簿記3級を取る⑦~学びの専門職、つけめんの学びの実際~

 こんにちは、つけめんです。

 今回は、イチ小学校教員が、簿記3級の講義動画で学んだ実際の姿です。

 あ、先にお断りしておくべきだったのですが、シリーズ?通して簿記の内容の具体を解説するよりは、読まれた方がイメージできる程度の内容を入れつつ、興味・関心のとっかかりにしたいと考えています。

 イチ小学校教員が資格を取ろうとしたときの一例として、軽く読んでいただければ幸いです。

①倍速再生の存在に気付いた前回


 平日でもできるペースで進めようと、全63回ある講義動画を、「1日1本必ず視聴する」ことを決め、早速年末からスタート。
 当初はWordにまとめなども書いていました。

 しかし、年末年始の休みも明け、仕事が始まると時間が惜しい…と思っていたところ、倍速再生の存在に気付き、1月には毎朝5時台に講義動画を倍速で視聴、テキストに書き込んでいました。

②講義動画で学んだ実際

 
 ただ、最初の内容は「簿記とは何ぞや」だったのが、段々と具体的になっていきます。

 簿記の基本は「仕訳(しわけ)」です。例えば、「5万円商品を仕入れた」ことに対して「5万円現金で支払った」ことを、「仕入」「現金」といった勘定科目(帳簿上の分類項目)に整理し、帳簿記載していくことです。

 それらの集合体が「精算表」「試算表」になります。

 上↑の仕訳の例は、ここでさらっと書けるくらいなので大丈夫なのですが、当然ながらどんどん専門的になっていきます。

 
 と、なると、2倍速で再生していると、内容が踏み込んでいくにつれて、「聞いていても本当の理解には追いつかない状態」、言ってみれば「わかったつもり」になる日が増えていきました。

 「またまたぁ~、そんなこと言っても、ホントはわかってたんでしょ?」

 と思った読者の方、

 
 
 私を誰だと思っているんですか?

 キャリア15年以上の小学校教員ですよ

 教職大学院まで行って研究し、今も継続中ですよ

 いわば、「人が学ぶ」ことに関してのスペシャリストですよ

 (ゴメンナサイ、ちょっと強気になりました)

 
 まだまだ知らないことが多々ありますし、向上の余地があるのはもちろんですが

 子どもを見て「あ、この子多分テストだと点取れないな」「これ、わかったつもりになっているから、こういう風に問い返してみようかな」と、人の学びについて日常的に業務をしている専門職なわけです。

 
 そんな学びの専門職が、自身の学びについて、当時感じていました。

 「これ、絶対身に付いてない

 
 プロが言うのですから、ほぼ間違いありません笑 


 事実、内容が「精算表」や「試算表」に近づくにつれて、帳簿のどこがどうつながっているのか、チンプンカンプンになっていました。

 簿記の内容については自信がなかったくせに、学びとしてあまり意味がないことだけは自信をもって分析していました笑

③よくよく考えれば…

 
 この現象、よくよく考えればあたりまえなんです。

 だって、この段階で演習(自分で練習問題を解く)してないですから笑

 
 例えば、算数の授業で、子どもが先生の話だけ聞いて、練習問題を解かない授業があったとしたらどうしょう?

 おそらく、即ダメ授業認定でしょう笑 ※何かしら妥当な意図がある場合は別です

 子どもに力つくわけないですからね。

 普段、人が学ぶことを仕事にしているくせに、自分の学びには生かしていない…

 全く偉そうなことを言えないですね笑


④結果…

 
 しかしながら、朝の時間が惜しくて倍速再生しているので、演習の時間を確保できるわけもなく…

 結果、「講義動画を流し観する」日々になっていきました。

 ひどいとき、仕事が立て込んだ翌日などは、半分寝ながら聞いていました

 途中、画面に講師の方が書き込んだことはテキストにメモしていましたが、イマイチ理解できていなかったです。

ダメ学習の典型ですね笑

 一応補足ですが、講義動画に問題があったわけではありません。むしろ、良質な講義動画だったと思います。

 きっと、講義動画を観る⇒該当部分の演習をする、が、今思えば理想的な学習スタイルだったのかもしれません(ってか、多分クレアールの人もそう言ってました)

 そんな「学びもどき」を積み重ね、日々は流れていきました。



続きます。



これは…
・キャリア15年以上の中堅小学校教員が
・ひょんなことから簿記3級取得を目指し
・「簡単に取れるだろ~」と思いながら
・きちんと痛い目に合い笑
・紆余曲折を経て
・本業にさしてプラスにならない資格の取得挑戦を描いた
どうでもいい物語です。

※不定期です
※本業?noteはこちらです笑


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?