見出し画像

政治講座ⅴ980「スパイ容疑者は中国を知り過ぎたためであろう」

 隠蔽体質の国家であるが故に、中国の情報を知り過ぎた人物(親中派)はスパイ容疑で拘束してから機密情報を知っているか否かを聞き出す。だから何もスパイ活動をしていなくとも、中国が知られたくない情報を知った人物をスパイとして拘束するのである。中国に進出している企業は従業員のためにも退却した方がよいであろう。もう、経済成長の望がない国に用はないと割り切りが大切である。世界は広い、これから成長する国は沢山ある。世界の工場と持てはやされた中国は不動産バブル崩壊と金融破綻を迎えつつある。盛者必衰、それが中国である。平家にあらずんば人にあらずと豪語していたが、源頼朝・源義経に打ち取られて滅亡した。中国の姿をみていると、平家物語の再現である。世界中に孔子学院をつくり、中国人でなければ、人でないように傍若無人の振る舞い、ウイグル人をジェノサイドする姿は平家にあらずんば人にあらずのようである。
今回は日本人に対する中国人の傍若無人のスパイ容疑の報道記事を紹介する。憶測であるが、半導体規制に対する外交カードとして使われる可能性も捨てきれない。懐疑心の強い指導者の国家は長続きはしない。盛者必衰の理である。

     皇紀2683年4月3日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

北京で拘束された日本人男性はアステラス製薬社員 今月に帰国予定

朝日新聞社 によるストーリー • 3月26日

 北京市内で今月、日本人男性が現地当局に拘束された事件で、男性が製薬大手のアステラス製薬社員であることがわかった。同社が26日、明らかにした。「外務省を通じて情報収集していく」としている。

2023年3月3日、北京の天安門=林望撮影© 朝日新聞社

 日中関係筋によると、男性は国家安全当局に拘束されたことから、スパイ行為などの疑いがかけられている可能性がある。今月帰国する予定だったが、直前に拘束されたという。

 中国当局は2014年以降、スパイ行為に関わったなどとして今回を含め少なくとも17人の日本人を拘束した。

【独自解説】中国でスパイ疑惑かけられ逮捕された日本人 突然の拘束、過酷な取り調べ、懲役6年の実刑…「知らなかった」が通用しない国での壮絶生活

2022/12/22(木) 14:00配信

 中国当局に、突然スパイ容疑で拘束された鈴木英司さん。鈴木さんは拘束後、7か月もの間24時間監視下におかれ、その後身に覚えのない「スパイ罪」で有罪判決となり、6年間人権を奪われた生活を送りました。その壮絶な実態を、元・中国特派員で、この問題を取材した読売テレビの高井プロデューサーが解説します。 【動画で見る】中国でスパイ疑惑で逮捕された男性の壮絶生活

6人の男に囲まれアイマスク…帰国直前に突然の恐怖

鈴木英司さんの略歴

 鈴木さんは、北京の大学で教員をし、「日中青年交流協会」を設立するなど、日本と中国の友好事業を進めていました。その日中友好事業のために、5日間の日程で北京を訪問中、帰国直前の空港で突然拘束されたのでした。
Q.この拘束は、当時特派員として中国にいた高井さんも驚いたのではないですか?
(高井) 「中国で2014年に『反スパイ法』が施行されてから、日本人が拘束されることはたまにあったのですが、鈴木さんは『日中青年交流協会』などをされていて、中国にいる日本人の中では有名な方でした。中国に配慮した発言もしていた人物としても知られていたので、『そういう人物でも捕まってしまうのか』と、中国の日本人社会に衝撃が走りました」

拘束されたときの状況

 鈴木さんは拘束された際、「スパイ容疑を調べるために拘束してもよい」という当局の許可証を見せられます。そして、アイマスクを付けさせられ、ホテルの一室のようなところへ連れていかれました。その後7か月にわたって、24時間の監視の下で取り調べが続いたのです。
Q.この状況はかなりの恐怖ですよね?
(高井) 「日本ですと、『何月何日、あなたはこういうことをしましたね。それで令状が出ています。これから逮捕します』と、容疑が固まってから拘束されるのですが、今回の場合、全く何者か分からない6人の男がやって来て、車の中に入れられて、身分証も見せてくれませんでした。国家安全局とも分からない、フィアなどの反社会的な団体かも知れないという状況なので、かなり恐怖を感じたと話していました」

逮捕前に身柄を拘束できる「居住監視」

 中国の場合、「国家の安全」に関わる罪の場合には「居住監視」といって、逮捕する前に身柄を拘束する手続きを取れることが法律で正式に定まっています。中国の国民の場合は、住所の場所にいるように指示されるのですが、外国人のように住所のない場合は、場所を指定されてそこにいるように言われるのです。鈴木さんの場合もこれに当たりますが、具体的な理由を知らされることもなく、弁護士を呼ぶことも許されなかったといいます。

中国で日本人拘束...「恣意的捜査」によって日本企業は情報提供の「義務」に直面する

4/1(土) 19:41配信

<アステラス製薬の社員である日本人男性を、中国当局が「スパイ容疑」で拘束。中国側の「狙い」に対抗できない日本の現状>【山田敏弘(国際情勢アナリスト、国際ジャーナリスト、日本大学客員研究員)】

また中国で日本人が拘束された。今回拘束されたのは、日本の製薬会社であるアステラス製薬の50代幹部。日本に帰国する直前に、国家安全当局に「スパイ容疑」で拘束されたことが判明している。
【解説】スパイではない日本人ビジネスマンが拘束されることの本当の危なさとは?
近年、日本人がスパイとして拘束されるケースが後を断たない
2022年10月にも、スパイ容疑で2016年に逮捕・起訴され、6年間の刑期を終えた日中青年交流協会の元理事長が帰国したばかりだ。投獄の理由を元理事長は、「日本の情報機関の任務でスパイ活動をした」という身に覚えのない容疑だったと述べている。 中国では習近平体制になってから、スパイ対策を強化するため、2014年に反スパイ法(防諜法とも呼ばれる)を制定している。中国政府はその後も、国家情報法(2017年)、インターネット安全法(2017年)、データセキュリティ法(2021年9月)、個人情報保護法(2021年11月)など、様々な情報・データ関連の法律を施行していて、特に外国人については、当局が恣意的に日本人を含む外国人をいつでも拘束できるような体制を取っている。 2021年には中国のスパイ機関である国家安全部(MSS)がスパイ摘発への協力を求める規定を発表したり、2014年の反スパイ法も昨年からさらに対象を広げるべく改正を目指して議論されてきた。
■政府は「遺憾」「解放を求める」と言うのみ そうした取り組みにより、2015年以降に今回の件を含めて17人の日本人が中国で拘束されてきた。そのうち10人は逮捕・起訴され1人(70代男性)は獄中で死亡していたことが2022年に明らかになっている。またそのうちの4人は刑期を終えて帰国し、別の5人は不起訴で帰国している。 日本の政府関係者に取材をすると、「過去に中国でスパイとして捕まった日本人の中には、実際に日本の情報当局のスパイをしていた者がいる。すでに帰国している人の中にもいるが、政府としてはもちろん認めることはできない。中国で拘束後には外務省がその邦人に接触していくことになるが、海外で活動する組織的な情報組織を持たない日本では、国としてどのように機能的に対応していくのかも決められていないため毎度混乱が起きている」と述べる。 そんなことから、政府としては「遺憾である」「解放を求める」と言うしかできないのが現状だ。筆者の取材では、過去に中国で捕まった日本人の元協力者の中には、帰国後に「マスコミにすべてをぶちまける」と情報当局に抗議を行い、邦人を守る役割を担う外務省の対応についても憤りを隠さない人もいる。

中国に進出する日本企業にとって脅威に

そうした背景があるなかで、3月に新たな日本人が中国当局に拘束されたのである。この幹部は日本の情報当局とは協力関係にはなかったとみられているが、そうなると、製薬会社の業務で、中国企業や中国人との関係の中でスパイ容疑をかけられた可能性が考えられる。 しかも反スパイ法を見てみると、第22条には、「国家安全機関がスパイ行為を、または関連する証拠を収集するために捜査する場合、関連する組織や個人は、正直にそれを提供しなければならず、拒否してはならない」とあるため、アステラス製薬や関係組織も、中国の公安当局に捜査協力を強いられることになる。 今回も拘束理由が「スパイ容疑」という不透明で曖昧なものだけに、これは中国に進出している日本企業にとっても脅威となる。中国当局のサジ加減で、日本人が拘束され、所属先の情報を提供する義務があるためだ。 また別の見方では、国際政治の中で、外交のカードに使われる可能性もある。事実、4月1日から訪中する林芳正外務大臣は、この邦人の解放を求めることになるという。となれば、中国側が外交的な見返りを求めてくる可能性がある。

中国外相、半導体規制に反発

共同通信社 によるストーリー • 3 時間前
 【北京共同】中国外務省によると、中国の秦剛国務委員兼外相は林芳正外相との会談で、米主導の対中半導体規制に対し「封鎖は中国の自立自強の決心を強めるだけだ」と反発し、日本に加わらないよう求めた。

参考文献・参考資料

北京で拘束された日本人男性はアステラス製薬社員 今月に帰国予定 (msn.com)

【独自解説】中国でスパイ疑惑かけられ逮捕された日本人 突然の拘束、過酷な取り調べ、懲役6年の実刑…「知らなかった」が通用しない国での壮絶生活(読売テレビ) - Yahoo!ニュース

中国でスパイ容疑で拘束 懲役6年の男性が語る | NHK

中国で日本人拘束...「恣意的捜査」によって日本企業は情報提供の「義務」に直面する(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

中国外相、半導体規制に反発 (msn.com)

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?