索引のようなもの
ずっと索引をリニューアルしたいと思っていた。
私の綴る長い長い物語。現在シリーズ十二篇目になったので、そろそろ旧『索引のようなもの』は『索引のようなもの-鳥の歌篇-』として残し、全体をすっきりさせたかったのだ。
それに際して、手描きでざっくりだった地図をデジタルで清書してみたので、既に物語を読んでくださっている方にはこちらをお楽しみいただきたい。(地図は時々更新される)
これからも『物語の欠片』の世界をよろしくお願いします。
2023年3月7日
橘鶫
『物語の欠片』の世界
アグィーラ王国
マカニ
マカニ広域図
アグィーラ
ポハク
ワイ
アヒ
『物語の欠片』シリーズ
■第一作『鳥の歌篇』
空を飛べないアグィーラ人の主人公カリンが初めて空を飛ぶ少年レンを見かける場面。
全ての物語はここから始まる。
■第二作『金色の馬篇』
イベリスを軸にポハクでの物語が語られる。イベリスの明るさはどのように形成されたのか。その裏に潜む哀しい過去とは。
■第三作『七色の蛇篇』
舞台はルクリアの住むエルアグア地方だが、話の展開はカリンとローゼルの関係を軸に語られる。「死と時の流れ」がテーマで、族長とカエデの過去も明らかになる。
■第四作『紅の蜥蜴篇』
ポハクから始まり、舞台はアヒの村の在るフエゴ地方へ。これまでひとりで行動してきたカリンが、仲間を巻き込んで何かをすることの難しさにぶつかる。レンも、族長の左腕と言われつつ自覚の足りない自分を認識する。族長やシヴァの苦悩を二人が理解し、自分のことだけでなくマカニ村の今後を考え始める物語。
■第五作『白銀の大鷲篇』
レフア姫がローゼルと「契約」したと打ち明けるところから話が始まる。しあわせの形はそれぞれ違う。そして皆が完璧なしあわせを手に入れられるわけではない。自分自身の気持ちと大切な人たちの気持ちと、どうやって折り合いをつけていくかを考えていく物語。
■第六作『天色の風篇』
前半はこれまでの話に登場したカリンとレン以外の登場人物の視点で語られる。ひとつひとつが短編。けれど、全体としてもひとつの大きな物語になっている。
数々の問題に関わってきたカリンとレンだが、いよいよ伝説の謎に迫る。
■第七作『灰色の森篇』
王国の方針が変わったことによって、ついにポハクで暴動がおこった。イベリスとパキラの運命は。
■第八作『青碧の泉篇』
ワイで謎の病が流行しているという。アグィーラの薬師として医師団に同行することになったカリン。病の正体とは。人の命を救うとはどういうことなのか。
■第九作『緋色の山篇』
アヒの村で囁かれる不思議な噂。その真相とは。
■第十作『象牙色の城郭篇』
久しぶりに会の夢を見たカリン。アグィーラの城下町で起こる数々の不思議な現象との関係は。
■第十一作『朱鷺色の黎明篇』
これまで登場した様々な登場人物たち射の日常を切り取った物語。
■第十二作『金糸雀色の午篇』
イベリスの成長を軸にポハクという大きな町の実情を描いた物語。
■第十三作『翡翠色の昼下がり篇』
■第十四作『韓紅の夕暮れ篇』
■第十五作『濡羽色の小夜篇』※連載中
■番外篇
■もうひとつの物語
現代鎌倉を中心に展開される五人の少年たちの物語。『物語の欠片』の世界との関係は?
鳥から生まれた物語
私の物語は鳥の絵から生まれた。
鳥の絵の図録や物語に関するあれこれはこちらに収納している。
鳥たちのために使わせていただきます。