見出し画像

索引のようなもの-緋色の山篇-

 「象牙色の城郭篇」の索引をつくろうと思ったら「緋色の山篇」の索引を出していなかったことに気がついたのでこちらを先に。
 読んでくださった方はおさらいを。読んでいない方は、橘鶫はこんな話を書いているのか、と思っていただければ。もはや懐かしい。
 この、『物語の欠片-緋色の山篇-』はカリンとレンを主人公にした九つ目の物語だ。
 種族間の行き来が自由になるにつれて、種族をまたいだ問題も増えてくる。文化が違えば常識も違う。上手く折り合いをつけて共存するためにはどうすれば良いのか。難しい問題だと思う。

はじまり

 例年よりも雪深いマカニの村。度重なる自然災害に、何が起きているのかと不安を感じる中、カリンとレンはレフアからの呼び出しを受けた。どうやらアヒの村で何か問題が起きているらしい。

アグィーラからポハクへ

 アヒの問題にはもしかしたらポハク族が関わっているかもしれない。そんな疑いを検証するため、カリンとレンは先ず、ポハクの族長パキラの元へと向かった。

マカニの大吊り橋落ちる

 カリンとレンがマカニへ戻ると、村では大きな騒ぎになっていた。他の地域と通じる唯一の陸路である大吊り橋が落ちたのだ。マカニは事実上、陸の孤島になってしまった。
 そんな中、他の地域間の問題を持ち帰った二人。村人の反応は。

アヒへ

 族長の見事な采配で、アヒへ向かうことになったカリンとレン。アヒの族長のアキレアは、思った以上に憔悴していた。何とか助けてやりたいが…。

何者かの急襲

 鉱山を見張っていたマカニ族が何者かに襲われた。
 見張りに立っていたコキオとホオズキは無事なのか。そして、アヒ族に話を聞こうと山を降りたカリンを何者かが後ろから襲う。

作戦変更

 何者かの急襲を受けて、作戦変更を余儀なくされたカリンとレン。新しい作戦は、吉と出るか凶と出るか。

鉄鉱石の謎の解

 カリンの中で何かが繋がった。アキレアに会いに行かなければならない。そこで語られた真実とは。

まだ残る謎

 アヒの問題は解決したように見えた。しかし、その報告をするためにアグィーラへ行ったカリンとレンは、建築室の意外な調査結果を聞くことになる。まだ謎は残っているようだ。

もうひとつの解

 問題の根は深かった。本当の解決を迎えた時、浮き彫りになる新たな問題とは。

季節は春へ

 イベリスの活躍で何とか良い方向へ向かいそうなポハクとアヒの関係。マカニへ戻る二人を、待ちに待った春の兆しが迎える。
 これから始まるだろう新しい季節。その中で、二人は何を決意するのか。


----------------------------
「物語の欠片-緋色の山篇-」は23片の欠片で構成されています▼

「物語の欠片」全体の索引はこちら▼

次の物語はこちら▼


この記事が参加している募集

鳥たちのために使わせていただきます。