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【カフェ営業記】毎日立ち寄ってくれる小学生たち

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

僕のお店の前は通学路になっていて、毎日小学生〜高校生まで沢山の学生達が通りがかります。

特に小学生の子達はとっても元気で、毎日「ただいまー!」と立ち寄ってくれます。
きっかけは、お店の常連さんに小学1年生の男の子を持つお母さんがいたこと。
学校がない日にお母さんとお店に何度か来てくれていたのですが、それをきっかけに学校帰りにお母さんがいなくても挨拶してくれるようになりました。

それを皮切りに、その子の友達もどんどん挨拶してくれるようになりました。
最初はみんな「お店の中に入って良いのか…」と怖がっていたけれど、段々慣れてきて今では皆元気に今日あったことを話してくれます。

今日は参観日でお母さんが来てたとか、英語の授業で外国人の先生が来てたとか…
毎週金曜日になると鍵盤ハーモニカを持って帰って来る姿を見て「教室に置いておいてくれたらええのになぁ」なんて言ったり。

好奇心旺盛な彼らは本当に楽しそうに何でも話してくれます。
最近は何故かコーヒー豆を貰うことが彼らのブームとなり、「コーヒー豆ちょうだい〜!」と元気良く帰ってきます。
その場でコーヒー豆をワイルドにバリバリ食べる子もいれば、大事そうに持ち帰って貯金のように入れ物にコーヒー豆を貯めていっている子もいるようです笑

いつも何気なく言葉を交わしている彼らですが、一つ嬉しかったことが。以前、学校周辺の施設を挙げてみようという授業があったらしく、毎日顔を見せてくれる女の子が真っ先にうちのお店を挙げてくれたそうです。

上手く言葉には表せないけど、めちゃくちゃ嬉しかったなぁ。
西陣という街にお店を構えて4年目。

いつか大きくなり羽ばたいていく彼らが「僕、私の通学路の前にはあのLaughterがあったんだ!」と誇れるような、そんな存在でありたいと思います。

さぁ、明日はどんな話を聞かせてくれるかな。

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