一年生、という時間 【今日も子ばなし】#9
まもなく進級の季節がやってきます。
小学校、中学校、高校で一年生だった娘たちは
揃って二年生に。
色々なことがあった1年間でしたが
やっぱり「一年生」という時間は特別だったなぁと思い返しています。
ひと目でわかる鮮やかな黄色のランドセルカバーに
姉たちの真新しく、どこか大きいような制服
それぞれから、一年生感があふれていました。
下駄箱や教室の場所から、毎日の持ち物
新しいお友達の名前まで
親子それぞれに覚えること、覚えたいことがたくさんあって
常に頭がいっぱい。
(それでも、何度娘たちに同じことを聞き返して呆れられたことか…)
翌日の持ち物を慌てて買いに行ったり
朝起きたらとんでもない時間だったり
作り立てのお弁当が玄関に置いてあるのを発見してがっかりしたり
と、いつも余裕のない綱渡りの毎日でしたが
(そして、それは初年度に関わらずきっと来年度も続くのですが)
ふとした瞬間に、
宿題をしている真剣な眼差しとか
友達と話している楽しそうな様子とか
かわいい置き手紙とか・・・
そんなご褒美みたいな場面があって
どうにかこうにか、やってこれた
という感じがします。
大変8:ご褒美2
いや
大変9:ご褒美1
くらいかもしれないけれど
それでも明日も
新学期も頑張ろう! めいっぱい楽しもう!
母はそう思います。
また新しいお友達の名前を何度も聞き直すと思うけど、
それを覚えるのもお母さんには嬉しい時間なんだよと、
娘たちに伝えたいです。
「今日も子ばなし」の書き手は、3姉妹の母であるスタッフC。好きなものは枝豆と焼き鳥と妄想。夢は娘たちと居酒屋でお酒を交わすこと。2020年、娘たちが全員1年生(小学1年生・中学1年生・高校1年生)という怒涛の節目を迎えました。更新は今回で一旦休止となりますが、今日も、明日も、子ばなしは生まれていきます。