【今日も子ばなし】#7 そっと見守る
お弁当作りでバタバタと動く朝
たっぷり詰めた水筒を足に落とすという惨事に見舞われました。
それはそれは、もう
目から星が出る って
本当にあるんだと思わされる痛さでした。
声すら出ずに悶絶していると
三女が心配そうに近づいてきて、
何も言わずそっと私の背中に手を添えました。
痛みで気が遠くなりそうなその時間
ずっと、隣にそっと。
ふと、自分を省みれば
「大丈夫大丈夫!」という無責任な励ましや
「あーあ…」と本人が一番思っていること。
「なんで落としたの」というどうしようもない叱責…
もしかすると、そんなことをしていたかもしれないなぁと。
ちゃんと本人の痛みに寄り添えていたのか
急に、猛烈に。反省したのでした。
余裕のある、おおらかな母でいたい。
いつもいつでもそう思っているけれど、まだまだ道半ばです。
(ちなみに、骨折を疑った足の指は、内出血くらいで済み
自分の身体の丈夫さに改めて感謝した次第です。)
「今日も子ばなし」の書き手は、3姉妹の母であるスタッフC。好きなものは枝豆と焼き鳥と妄想。夢は娘たちと居酒屋でお酒を交わすこと。2020年、娘たちが全員1年生(小学1年生・中学1年生・高校1年生)という怒涛の節目を迎えました。