【今日も子ばなし】#3 冬服
ぐるぐる巻いたマフラーを少しおろして、息の白さを確かめる。
空気は冷たくても、白い息を吐くのは嬉しくて、何度もやってしまう…
そんな日々を過ごしています。
そして、急にやってきた寒い日に慌てて、やっとやりました。
ものすごく面倒で、でも少しだけ楽しい衣替え。
春先にぎゅうぎゅうにしまった箱から、ニットやら手袋やらが、フワーッと出てくる感じ。
つい半年前には着ていた物もあるのに、なぜか懐かしい顔ぶれに、あれこれと記憶が呼び起こされ。
そういえば、このニットでおばあちゃんちに行ったなー
これを着ていた頃は、まだまだ幼くて
(今みたいな生意気なことも言わなかったなー)
とか。
いつのまにか、私のお下がりを娘が着られるようになって
大事に取っておいた自分えらい、と思ったり。
身につけるものを買う時は、それぞれに思い入れがあって
それをたくさん着たあとは、さらに愛着が増して。
そんな愛着たちを引っ張り出して、今年も冬の支度ができました。
さて、この冬も。
あったかいものを食べて、
実家のこたつに入って(たぶん、ふくふくと太って)。
いつもどおりの日々を、送れたらいいなと思っています。
「今日も子ばなし」の書き手は、3姉妹の母であるスタッフC。好きなものは枝豆と焼き鳥と妄想。夢は娘たちと居酒屋でお酒を交わすこと。2020年、娘たちが全員1年生(小学1年生・中学1年生・高校1年生)という怒涛の節目を迎えました。