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シネマ・エッセイ 〜暮らしに映画のエッセンスを

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人生の旅路という表現が意味するように、時に人生は旅に例えられる。映画は、さまざまな人生の縮図。旅をするように楽しむ。日常の、または非日常の暮らしにもっと映画のエッセンスが注がれた…
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2020年12月の記事一覧

2020年 ときめいた映画 10選

2020年 ときめいた映画 10選

波瀾万丈の2020年も明日で終わりです。想定を越える出来事ばかりが続き、あれよあれよという間に時だけが過ぎて行ってしまったという方も多いはず。私もその一人です。そんな日々の中でも、私を平凡な日常に引き戻してくれたのが、映画館と映画です。

今年一年を通じて映画館で鑑賞した作品数は125。毎回鑑賞後、映画ノートをつけています。ページをめくりタイトルを見ていると、あれこれと感想を思い出します。あらゆる

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映画『滑走路』 今年一番、鼻がツーンとした作品

映画『滑走路』 今年一番、鼻がツーンとした作品

鑑賞してからちょうど1ヶ月。時間が経ちましたが、観た感想をどうしても書き残したいと、想いをまとめます。

『滑走路』

2017年12月25日に初版が発売された、「歌集 滑走路」を映画化した作品。作者である萩原慎一郎さんは入稿したのち、自ら命を絶ったそうです。当時この歌集はとても話題になったとか。お恥ずかしい話ですが、私は知りませんでした。それ故に、行きつけの映画館に掲示してあったポスターにもさほ

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台湾と映画と私

台湾と映画と私

そうだ台湾に行こう!

1月に初めて訪れた台湾・台北。世界の動乱が起きる直前でした。いまでは3年ぐらい前のことのようにとても懐かしく思います。その時に撮った写真を見返していると、映画館巡りをしたり、地元の人が行く飲食店に行ったり、日帰りバスツアーに参加したり(160人中、日本人は一人。私だけ)、すべてが“I LOVE TAIWAN”だったことを思い出すわけですよ。ちなみに、こんな感じです。写真のい

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