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課題を一人で抱え込むなんて、もはや時代遅れです。

行き詰まりを解消するには、人と話すことが重要

乗り越えなければならない問題があるのだけれど、どう解決して良いのかわからない。調べても調べても解決策が見えてこない状態。仕事で行き詰まることは誰でも経験があるのではないでしょうか。

僕も毎月1、2回はそんな状態に陥ります。必死にネットサーフィンしてみたり、関係しそうな本を読み漁ったりと手を尽くすのですがなかなかピンとくる情報には出会えません。

そんな時に行き詰まりを解決してくれるのは、いつも第三者のふとした一言です。

その経験から、仕事の行き詰まりを解決するためには、人と話すことが重要だと考えています。

偏った思考で行き詰まり

行き詰まるときは、自分が想像できる範囲に答えが無いことがほとんどです。

これだけ物事が変化が早く、複雑で、多様化した社会では、これまでの常識ややり方が通用しないということが多々起こります。

にも関わらず、答えはどこかに存在している、自分で調べれば見つけられる、と思い込んでしまうのです。なんなら人に聞くのは恥ずべきことだくらいに思っている人もいるかもしれません。

だから自分でどうにかしようと無駄に時間ばかりを費やしてしまい、いつまでたっても解決に至らない。下手したら解決を諦めてしまうということが多く起こっています。

限られた思考の中で考えていても、いつまでも現状認識もできなければ、解決策も見つかりません。課題や解決策はどこかに存在のですが、見つけることができない状況に陥ってしまいます。

第三者の視点で簡単に解決

例えば、以前とある学生に、採用情報が出ていない会社に入るにはどうしたら良いかという質問を受けました。

彼からすると、募集が出ている会社にエントリーをして、書類審査や面接を経て入社するのが唯一の入社方法だという思い込みがありました。

だから人材募集を出していない会社には入社することができないと考え、悶々と悩んでいたのです。

募集が出ていなかったとしたら、直接問い合わせフォームなどを送って採用の有無を聞いてみる、面談のお願いをしてみるなどやりようはいくらでもあるはずなのに。

他にも、以前にも紹介した話ですが、地域で仕事をしたいけれど、自分には専門性が無いためアルバイトしか仕事が見つからないと悩む方がいました。

聞けばずっと総務・経理の仕事で経験を積み重ねてきた方でしたが、本人は専門性が無いと思い込んでしまっている。だから地域で通用する専門性が無いからと移住を諦めようとしていたのです。

地域の会社(特に小さい会社)やベンチャーなどでは総務・経理の担当者が不在ということが多く存在します。そのような会社にとっては、彼女の経歴は輝かしいものなのに。

困った時は人に聞く

具体例にも出したように、はたから見たらとても簡単に解決するような問題でも、僕らは自分の偏った思考の中だけで問題を解決しようとしがちです。

確かに物事を自分で解決しようという姿勢は素晴らしいものです。日本人にとっては美徳にもなっているかもしれません。でもこれまでのように自分で調べれば答えに辿り着けるような時代ではありません。

一人で悩みを抱えることで、結果的に行き詰ってしまう。延々と悩み続けて時間を無駄にしたり、課題解決を諦めてしまう。そんなことが多く起こるのはとても残念なことです。スピード感が重視される世の中では大きな損失でもあります。

だからこそ、行き詰った時は第三者に悩みを打ち明けてみるべきなのです。人に相談することは決して恥ずかしいことではありません。むしろ現代に即した問題解決の方法だと思います。


【おとなの新路相談室】あなたのキャリアに第三者の視点を
〜社外との対話で思考を整理〜



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