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84日目:アレルギー【Allergie】→エッセイ

アレルギー【Allergie】
本来なら無害であるはずの抗原に対する免疫反応によって引き起こされる疾患。

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これだけ毎日猫の写真を載せてるくせに、わたしは猫アレルギー持ちだ。

猫と暮してもうすぐ7年。
耐性がついたのか普段は大丈夫だけれど、問題は春と秋。猫の換毛期は、目鼻が痒くてたまらないしクシャミも止まらない。
目鼻を取り外して、専用ブラシでゴシゴシと丸洗いできればいいのにと毎度思う(スカッとしそう)。

アレルギーに効くと聞いて試してみたものも数知れず。
ヨーグルト、乳酸菌、足つぼ、アカモク、漢方薬…(あ、五本指で数えきれた。笑)
結局、劇的な変化は感じられず継続できない。

アレルギーは治らなくても、猫の柔らかなお腹に顔をうずめるのは、どうしてもやめられない。
猫のお腹はいつでも、お日様のような匂いがする。それを堪能している間は、目鼻の痒みをふくむ大抵の悩みが吹っ飛ぶ。
わたしは猫アレルギーであり、猫ジャンキーだ。

顔を猫にうずめて匂いを嗅いでいると、夫に「またキメてるの?クシャミでるよ」と言われる。
頭ではわかってる…!わかっているけど、やめられないんだよ!!!

いいじゃない。この匂いを堪能できる時間なんて、人生のうちほんのちょっとの時間。最高に幸せな時間なんだから。
1年のうちの数ヶ月、自分の顔がぐしゃぐしゃになるくらいで済むなら、やすい代償だ(取り外し・丸洗い機能はやっぱり欲しいけど)。

ちなみに、顔を毛だらけにしてスーハ―し、クシャミを繰り返すわたしを見て猫は、「なにしてんだこいつ?」と呆れ顔をしている。

お読み頂き、ありがとうございました。 読んでくれる方がいるだけで、めっちゃ嬉しいです!