【読書】 亡者の方がマシ? ~ 実録怪談集 鳥肌口碑 平山夢明 ~
自分は平山さんを素敵な番組「5時に夢中」の「ハムスターおじさん」として認知しています。
ごじむの下ネタ上等な岩井志麻子さんと中瀬ゆかりさんとキャッキャしているところは癒されます(笑
「ハムスターおじさん」は文字面だけだと、可愛い。
ですが、ヤバイ人のお話。
志麻子さんも平山さんも、それはそれはゾっとする怖い話が盛り沢山で、夏のごじむの怖い話コーナーでは、それまでの番組の流れ(ど下ネタ)でさえピタリと止める話をしてくれます。
数年前に見たっきりなので、最近はどうなっているのかわかりませんが。
怖い話は亡者方面だけではなく、最近?では人怖のジャンルも花盛りな様子ですね。
人怖は文字通り、「生きている人が本当は怖い」お話。
今回の「実録怪談集 鳥肌口碑」は亡者と生者の両方の怖い話がてんこ盛り。
その数、70篇!!
昔、自分が子供の頃にトラウマレベルで怖かった「あなたの知らない世界」では、かの新倉イワオ先生が「亡くなった祖母の墓前でバレエを踊る話」の後なんかに「心温まる話ですね」といったコメントを話すことがあったりしました。
「亡くなった祖母の墓前でバレエを踊る話」が、どんな話か、どうして踊ることになったかは、きっとご想像の通りで問題無いと思います。
(投げっぱなしジャーマン)
こちらの「実録怪談集 鳥肌口碑」、70篇ある中でそういった感じの話は1篇だけだったと思います。
カレーで言うところの甘口から10辛みたいに評すると、まんべんなく網羅されている感じです。
マイルドから、うううううぅぅ、まで幅広く。
自分が思う10辛の話は、もし自分が・・って思うと、もう、怖いというかゾワゾワで嫌~~~な気持ちで頭も胸もいっぱいになります。
ムズムズ。。
肌が泡立つとは、これ如何に、です。
総じて思ったことは、亡者も困るけど、「考え方も行動も病んでいるアグレッシヴな生きている人」が一番怖いと思いました。
最近はSNSで手を振っている画像から掌紋や指紋を検出してどうにかしたり、アイドルの瞳に映っている(反射している)映像を拡大して、最寄り駅だったり部屋を探り当てたりなんてことが問題になったりしていますよね。
技術の進歩を困っている時や困っている人に便利になってもらうツールとしてではなく、毒々した欲望の為に使うとなると、人は際限無く才能を発揮すると痛感します。
オシントで犯罪を暴くこともありますが、逆に使うとなると。。
SNSで自分の顔や身の回りをアップすることは、情報を提供していることに他ならないんだと肝に銘じないといけません。
ところで都市伝説の「フジツボ話」、ご存じですか?
「実録怪談集 鳥肌口碑」に、読んだ人の肌をたっぷり泡立たせてくれるお話が掲載されていました。。
ううぅぅ・・
自分は、牛乳石鹸を愛用しています(個人情報漏洩)。
泡立ちは石鹸だけで良いです(柔らかい着地)。
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