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読書を再開。やっぱり、楽しい!

子どもの頃から読書が好きです。

しっかり覚えているのは、小学校1・2年生位で図書館の床にベタ座りして絵本を読んでいる風景。

家で本を読んでいる風景でパっと思い浮かぶのは、マンガを読んでいる自分。文字も読んでいる、ということで。

特に小学生の頃は「かこさとしさん」のからだの絵本シリーズが大好きで、ほぼ毎日借りて帰り、読んでは返し、また借りる。それを繰り返していました。貸出カードは絵本によっては、自分の名前が羅列された状態。

クレヨン王国シリーズや、小さなモモちゃんシリーズも好きだったなぁ。


そんな感じで中学・高校も授業中に文庫本を教科書に挟んで、楽しく読書をしていました。中学生の時には宗田理さんにハマり、並行して横溝正史先生にハマって読みふけっていたものです。「傴僂」「父無し子」などパっと読めない漢字、そして意味も今ではテレビやラジオでは放送出来ない単語がオンパレード。辞書を引いては「こんな意味なのか」と思ったものです。

週に2~3冊以上は読んでいたので、読むスピードは隠れて読んでいた割には早かったんじゃないかと思います。


就職してからは通勤の友に読書。

読む冊数は減っても継続的に読んでいました。


いまの会社を立ち上げた約15年前からは、通勤が無くなったのと、かなり激務だったので読む時間が全く無くなりました。

ここ数年で業務内容が変わったり、仕事の見直しをしたことにより、かなり時間の余裕が出来て来ました。

新聞は激務時代には社会欄と4コマ漫画位しか読めていませんでしたが、ひと通り目を通せるようになってきたり。

そんな中、気付いたことは「読むスピード」「読解力」「記憶力」の劇的な低下。読むスピードは集中力とも関係していると思いますし、記憶力の低下とセットで、読解力も悲しい程に下がっている感じ。


去年から助っ人バイトを開始して「通勤時間」が生まれました。これを機に本棚に買って1年以上経っていたりする、積読の読書をスタート。

たまたま積読は短編小説が多く、リハビリがてら刻んで読み切るべく、通勤のお供に連れ出します。片道50分位で乗り換えが1回、継続して読めるのは長く乗る方で20分位。程よいリハビリタイム。

徐々に読書の楽しみを思い出します。

そして最近約600ページの長編小説を読むことにも成功しました。

小鳥のような「記憶力」が興味と楽しみを覚えると同時に増して来て、合わせ技で「読解力」もヨチヨチ歩きで付いて来てくれました。

そんな感じで積読は解消!


視力のせいもあるのか、如何せん現役時代(学生から就職時まで)の「読むスピード」には全く到達出来ず・・・

だいぶ前に仕事の関係で読書スピードを上げたいと思って「速読」の資料を取り寄せたことがありました。その会社から矢継ぎ早に「始めませんか?」「初級からぜひ!」「お話の感じだと頭の回転が速そう(本当か?)」と朝から晩まで怒涛の勧誘電話があり腰が引けて手を出せず。

なんならプチ・トラウマ。


何となく「字面をしっかり追う」の基本の集中力も弱くなっている気がするので、いっそ瞑想とか「無の集中力」を養った方が良いかもしれません。

あまりにも忙しかったり、イヤな事に対峙すると「無の集中力」は青天井ですが、これだと全く楽しくないからなぁ。


長編小説を読破出来たことで久しぶりに「読めるじゃーん」と自信が付き、気を良くして本屋さんへ出掛け、文庫本2冊とマンガを1冊購入。

同じものばかり見たり聴いたりの生活から、新しいものを読んだり感じたりするきっかけになればと思います。


見て見ぬふりをしていた、パンパンの本棚。

少しだけ手を付け始めましたが、こちらの片付けも楽しみながらやらないと。

空間を作れば、新しいものを詰められるし!


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