8月が終わろうとしている。 私の子ども時代は8月31日が夏休み最終日で、その日は宿題と格闘するのが毎年の恒例だった。 大人になってからは逆算して計画を立て、実際にその…
お知らせが遅くなってしまいましたが、7月13日から熊本県宇城市にある不知火美術館という場所での個展がスタートしています。 第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)にて「…
今日、関東と関西から大学時代の友人が熊本にやって来た。 私のことを取材するためだ。 違うクラスだったけど、同期の友人2人。 アトリエ近くまでバスで来てもらい、そこま…
4月30日にTARO賞関連のアレコレが終わった。 一気に駆け抜けたこの1年。 肉体的にもかなりの無理もしていたし、ホッとしたこともあってか、5月は燃え尽き症候群のようなな…
約2ヶ月間に渡って開催していた「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が終わった。 昨年12月に、42歳にして生まれて初めて乗った飛行機だが、4月の搬出までに合計9回乗っ…
3月19日〜27日の9日間、青春18きっぷを使って鈍行で旅をした。 このnoteは、その記録である。 今回の旅の目的は「会いたい人に会いに行く。行きたい場所に行く」 とてもシ…
第27回岡本太郎現代芸術賞(通称:TARO賞)の授賞式が2月16日に行われて、入賞結果が発表された。 私の作品『今日も「あなぐまち」で生きていく』は、最高賞の「岡本太郎賞…
1月も終わる。 2024年になってから、あっという間の1ヶ月だった。 年末年始も休むことなくTARO賞の制作をやり続けていたので、実はまだ2023年の感覚でいるのだ。 今日は、…
気付いたら、もう大晦日。 2023年の振り返りはInstagramで投稿したので、こちらでは別のことを。 9月のnoteの記事で「公募展」について書いていて、その後その件について…
私には大学時代からすごく仲のいい友人がいる。 「すごく仲がいい」と言っても、どこかに遊びに行くとか頻繁に会うとか、そういう表面的な仲の良さではなくて、なんという…
10年前の今日。2013年11月7日のこと。 「潰瘍性大腸炎」という診断を下された。所謂、難病だ。 潰瘍性大腸炎とは… 大腸の粘膜にびらんや潰瘍を作る原因不明の炎症性腸疾…
私の中にはもう一人の人格が存在している。 名前は「あきちゃん」。 意図的に公にしていないので知らない人も多いが、本名だ。 幼少期のエピソードを聞くと、あきちゃんは…
今年の夏は「ギャラリーでのグループ展」「個展」「市民講座」「公募展の制作」と怒涛の3ヶ月ほどを過ごした。 もちろん、その間に休むことはほぼ無く、それでも大好きな制…
私は苦手なことがおそらく人より多い。 感覚が過敏なこともあって、些細なことでも不快に感じることが多いからだ。 でも、これはもう仕方がない。だって、それが私だから。…
少し前に起こった素敵なことをここに残しておこうと思う。 前もって「閲覧注意」として伝えておくと「ゴキブリ」についての素敵な出来事を書こうとしてる。 だから、そもそ…
今日書くお話は、おそらく私を構成するいくつかの事柄の中でも核となっている部分の話だと思う。 いつ頃からこんな感情が湧くようになったのかはハッキリと覚えていないが…
8月が終わろうとしている。 私の子ども時代は8月31日が夏休み最終日で、その日は宿題と格闘するのが毎年の恒例だった。 大人になってからは逆算して計画を立て、実際にそのスケジュールに沿ってタスクを消化することができるようになった。 とはいえ、子ども時代よりもイレギュラーなことも多くなった。 こなす作業も多岐に渡り、使う脳みその範囲も広くなった。 目の前の1つのことに集中しておけばなんとか成り立った子どもの頃とは違い、広範囲に意識を向けないといけない環境になった。 大人って大変だ
お知らせが遅くなってしまいましたが、7月13日から熊本県宇城市にある不知火美術館という場所での個展がスタートしています。 第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)にて「岡本太郎賞」を受賞した《今日も「あなぐまち」で生きていく》も九州にて初公開いたします。 夏休み期間に被る約2ヶ月間に渡る展示です。 この機会にご高覧いただけましたら幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■つん「今日も あなぐまちで 生きていく」 ●会期:2024年7月13日(土)
今日、関東と関西から大学時代の友人が熊本にやって来た。 私のことを取材するためだ。 違うクラスだったけど、同期の友人2人。 アトリエ近くまでバスで来てもらい、そこまで迎えに行った今朝。 観光物産館に入るなりアレコレと買い物をする友人。 買ったものを見せてもらったら「大量のニンニク」があった。 「え?何でニンニク?」と尋ねると「だって、東京ではこんなに安く買えへん!」と言う。 「ホンマは、ジャガイモも欲しかってん。でも、持った瞬間『重っ』ってなって諦めたわ」とのこと。 そうか。
4月30日にTARO賞関連のアレコレが終わった。 一気に駆け抜けたこの1年。 肉体的にもかなりの無理もしていたし、ホッとしたこともあってか、5月は燃え尽き症候群のようななんとも言えない1ヶ月を過ごした。 例えるならば「人生の底」を這っているような、そんな1ヶ月だった。 ご飯以外の時間は寝て過ごすことも多かったし、精神的に不安定になることも多かった。 肉体的にダメージを受けると、こうまでも精神に影響を及ぼすのか…というのを実感した時間だった。わかってはいたけどね。 何かに夢中
約2ヶ月間に渡って開催していた「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が終わった。 昨年12月に、42歳にして生まれて初めて乗った飛行機だが、4月の搬出までに合計9回乗った。 フェリーなどの交通手段を含めると、熊本県と神奈川県を6往復した。 そのうち会期中に在館したのは7回。 関東での滞在日数の合計は、28日間。 4月の終わり頃、もう一往復し、長期滞在するので記録を更新予定(4月30日現在、合計11回のフライト、そして、滞在期間は34日間に更新された) それまでの人生の
3月19日〜27日の9日間、青春18きっぷを使って鈍行で旅をした。 このnoteは、その記録である。 今回の旅の目的は「会いたい人に会いに行く。行きたい場所に行く」 とてもシンプルな動機だ。 自分自身の寿命や体力や今後の仕事について考えた時、この時期がちょうど良かったこともあって、思い切って出かけることにした。 ●3月19日(火)旅の1日目 熊本から実家のある北九州市へ。 初日は移動時間があまりかからないこともあり、18きっぷのメリットを最大限に活用して、途中下車をして
第27回岡本太郎現代芸術賞(通称:TARO賞)の授賞式が2月16日に行われて、入賞結果が発表された。 私の作品『今日も「あなぐまち」で生きていく』は、最高賞の「岡本太郎賞」を受賞した。 授賞式直後はフワフワとして想いをうまく言葉に出来なかったこと、熊本と神奈川を往復する日々の中で落ち着いて「受賞」を味わうことが出来なかったので、あれから10日ほどが経って、改めて振り返ってみての私の想いを綴ってみようと思う。 「あなぐまち」は、自分らしく生きられなかった子ども時代の私が、私
1月も終わる。 2024年になってから、あっという間の1ヶ月だった。 年末年始も休むことなくTARO賞の制作をやり続けていたので、実はまだ2023年の感覚でいるのだ。 今日は、そんなTARO賞の搬入設営に行って来た話をしよう。 …と思ったけど、疲労困憊絶賛体調不良中につき、続きは随時書いていこうと思う。 どうぞ、お楽しみに。 一旦、おやすみなさい。 …と、ここまで書いて、今日は2月14日。 こちらも例に漏れず、あっという間の2週間だった。 さぁ、随分と時間が経ってしまっ
気付いたら、もう大晦日。 2023年の振り返りはInstagramで投稿したので、こちらでは別のことを。 9月のnoteの記事で「公募展」について書いていて、その後その件については特に触れていなかったけど、それは「第27回岡本太郎現代芸術賞(通称:TARO賞)」という公募展のことだった。 昨年から挑戦し始めたTARO賞だけど、実は今回、一次審査を通過して「入選」したのだ。 621組の応募の中から入選を果たしたのは、わずか22組。 見ての通り、狭き門だ。 これについていろん
私には大学時代からすごく仲のいい友人がいる。 「すごく仲がいい」と言っても、どこかに遊びに行くとか頻繁に会うとか、そういう表面的な仲の良さではなくて、なんというか、「何も話してないのに全て理解してくれる」ような友人。 私が滋賀県を離れてから一度も会っていないので、もうかれこれ20年は実際に本人にも会っていない。テレビ電話をしたくらいだ。 「あなたのことが大事だ」なんて言葉も言わないけど、自分の人生において無くてはならない存在で、それはお互いにそういう認識で日々を過ごしている。
10年前の今日。2013年11月7日のこと。 「潰瘍性大腸炎」という診断を下された。所謂、難病だ。 潰瘍性大腸炎とは… 大腸の粘膜にびらんや潰瘍を作る原因不明の炎症性腸疾患。 症状としては血便、粘血便、下痢、重症化すれば、水様性下痢と出血が混じったり、滲出液と粘液に血液が混じった状態となる。 それらに加えて、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少、貧血などもある。 多くの患者は再燃と寛解を繰り返す病気である。 病院を受診する数週間前だったか数ヶ月前だったかハッキリとは覚えていない
私の中にはもう一人の人格が存在している。 名前は「あきちゃん」。 意図的に公にしていないので知らない人も多いが、本名だ。 幼少期のエピソードを聞くと、あきちゃんは純粋で繊細で、どんな立場の人にも優しくて愛に満ちていて、好奇心旺盛でマイペースで真っ直ぐな目を持った人間だ。 そして「我が家の太陽だ」と両親に呼ばれていた過去がある。 そんなあまりに純粋で真っ直ぐな性格と、HSP特有の繊細さや空気を読む特性、加えて私にとって厳し過ぎる家庭環境の中で育ったこともあっていつしか「ありのま
今年の夏は「ギャラリーでのグループ展」「個展」「市民講座」「公募展の制作」と怒涛の3ヶ月ほどを過ごした。 もちろん、その間に休むことはほぼ無く、それでも大好きな制作の毎日だったので「生きてるって、こういうことなんだなー!」と生きている実感はものすごく感じていたし、体は疲れていても心は満たされた毎日で、あっという間に過ぎていった。 一言で表すとしたら「過去一最高の夏」だった。 最後の大仕事である「公募展の応募書類を提出」したのが9月13日。 その後、3ヶ月間放置し続けていたコ
私は苦手なことがおそらく人より多い。 感覚が過敏なこともあって、些細なことでも不快に感じることが多いからだ。 でも、これはもう仕方がない。だって、それが私だから。 俗に言う「癒し」でさえ私には苦痛になることもある。 例えば、自然の中にあるオアシス。 私は自然がとても好きだし、なんなら一体化していると言っても過言ではない。だけど、太陽アレルギーだから長時間そこにいることはできない。 例えば、コーヒー。 カフェインアレルギーの私は、みんながコーヒーを飲んではリラックスしている
少し前に起こった素敵なことをここに残しておこうと思う。 前もって「閲覧注意」として伝えておくと「ゴキブリ」についての素敵な出来事を書こうとしてる。 だから、そもそも「ゴキブリに素敵なとこなんかあるか!」という方はここで回れ右をしてください。 ここから先を読んだ人は、文句言っちゃダメよ。約束ね。 先週末のことだった。 制作も大詰めでアトリエに籠って制作をしていた時のこと。 夕方頃、私のアトリエが避難所として解放された。 ご存知の通り、私のアトリエはダムの麓にある廃校の小学校だ
今日書くお話は、おそらく私を構成するいくつかの事柄の中でも核となっている部分の話だと思う。 いつ頃からこんな感情が湧くようになったのかはハッキリと覚えていないが、「感謝してもしきれない」という感情が度々湧いてくる。 「度々」と書いてるけど、本当はいつ何時も湧いている。 自分の今置かれている環境のこと、生きていられること、制作できること、ご飯が食べられること、暑さ寒さを凌げる屋根の下で、暖かいお布団に包まれて安心して眠れること、たくさんの知人や友人や仲間がいること、目が見える