岡本斗志貴

2000年生まれ 映像を作ります https://tskokmt.net

岡本斗志貴

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最近の記事

映像 / Image

ある時、この世界は関係性によってできていると気付いた。 5年前くらい。 関係性が重要である。 人や、物や、事それ自体が問題なのではなく、人と人、物と物、事と事の関係性が本質である。 そして、その関係性は複雑に絡み合い、社会を形成している。 ネットワークだ。 そして、その関係性は止まっていない。 常に動いている。 時間と共に変化している。 弱くなったり強くなったり、質が変化したり。 この世界は、目に見える物で出来ているのではない。 関係性によってできている。 自分が生きていると

    • FANCY REALITY : Just Chaos Era #02

      リアリティが足りないと思う。色々な場面で。それはデジタル技術のせいでもあるが、僕らのせいでもある。リアリティは、我々が生きていく上で、核となるもの。土台だ。心を健康に建てていくための基礎となる。それが薄れてきていることは、危機だ。リアリティがない世界に行くのか、ある世界に行くのか。僕達はその分かれ道にいると思う。リアリティが社会の中になぜ足りないのか、その中心にあるのはメディアだ。メディアとはマスメディアのことではなく、媒質。特に、映像のメディアだ。テレビやインターネット、S

      • PhotographySocialFrame #08

        PhotographySocialFrame 100枚の写真の展示 終わりました。無事。 ほんとに楽しかった。 準備もそうだし、当日色々な人と写真の話ができたこと。 自分の写真を展示する事は、恥ずかしい事だ。 それを真摯に見て、話してくれる人がいるのは、有り難い事だ。 展示はやる側になるとあらゆる心配事が尽きないが、やり切ったら100%やって良かったとなる。 もちろん反省点はあるが、それを知ることができたのも含め良かった。 写真は個人的なものだが、同時に社会的なものだと思

        • PhotographySocialFrame #07

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ 今回展示する100枚の写真は、全

          PhotographySocialFrame #06

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ PhotographySocia

          PhotographySocialFrame #06

          PhotographySocialFrame #05

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ 写真は、言語だと思う。 テキスト

          PhotographySocialFrame #05

          PhotographySocialFrame #04

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ この展示における文字のシステムに

          PhotographySocialFrame #04

          PhotographySocialFrame #03

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ 展示の見せ方において、日本の伝統

          PhotographySocialFrame #03

          PhotographySocialFrame #02

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ 展示9日前となったいま、まだどの

          PhotographySocialFrame #02

          PhotographySocialFrame #01

          展示をします。 タイトルは「PhotographySocialFrame」 100枚の写真で構成された作品です。 なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。 もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください ! PhotographySocialFrame Toshiki Okamoto 2023.12.23 - 24 東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302 ■ 写真が好きだ。 特にiPhon

          PhotographySocialFrame #01

          ModulePoeticCode #01

          ModulePoeticCode というプロジェクトが始動した。 「ビジュアルを奏でる楽器」をつくるプロジェクトだ。 始まりは、ある違和感だった。 「ミュージック」に対して「ビジュアル」が弱すぎないか? 音楽というものは、すごい。 マジですごい。 音楽を作るミュージシャンは、「アーティスト」と呼ばれ、彼らの作る作品は通勤でも運動でも睡眠でも、日常の中のあらゆるところで鑑賞されている。 音楽という作品の形は、最強にポップだ。 ただ作品の形態として最強なだけではなく、音楽は、カル

          ModulePoeticCode #01

          New thing

          真に新しいものはもう出ないって話。どんなに革新的だと思って何かを作っても、すでに同じようなことを考えてた人は必ず居て、それも結構昔だったりする。100年前にもうやってたりする。アートでも、ファッションでも、科学でも、思い付かれてないアイデアはないと思うことがある。アイデアと僕達が呼んでいるものも結局は基本的な要素の組み合わせの妙で、それは順列組み合わせで網羅されてしまうから、数十億人が何万年分もいれば絶対誰か思いついて形にしてる。じゃあ僕らは結局ただの繰り返しをやるのか? つ

          FANCY REALITY : Just Chaos Era #01

          新しい作品を作ろうと思った。タイトルは「FANCY REALITY : Just Chaos Era」。2022年の3月にムサビの2人とつくった展示作品「FANCY REALITY」の第2弾だ。日々を生きていて、混沌を感じることが多くなった。日に日に増していて、このまま行ったら来年はどうなってしまうのか、ちょっとこわい。色々なことが、実感をもって感じられなくなっていると思う。インターネットの発達で、あらゆる事象が目と耳に入るが、一方で全て自分とは関係ないことのように思える。近

          FANCY REALITY : Just Chaos Era #01

          HYPER NATURE

          映像というメディアは、20世紀に最もポピュラーとなった芸術の形です。 映画やテレビを通じて、目に見える世界観を持った物語を伝え、人々の心を動かしてきました。 近年ではインターネットの登場で、誰もが映像を発信する時代が到来しました。 しかし、それらは全て100年以上前に発明された「映画」のアイデアを大元としています。 映画は、ステージマジシャンのジョルジュ・メリエスが、シネマトグラフという当時の最新テクノロジーに、既に存在していた舞台芸術を結びつけて創り出した最高のエンターテイ

          FRAME FREE

          2021年の3月、初めて個展を行いました。 渋谷に部屋を借り、センサーやプログラミング、プロジェクションマッピングを組み合わせた、インタラクティブな映像の空間を作りました。 1日だけ、30人ほどを呼んだ小さな規模のものでしたが、この制作を通し僕の中では大きな変化が起こりました。 自分自身が映像というメディア、表現手法をどう捉えているか、どこを魅力だと思っているか、もっと言えば僕がどのような感覚でこの世界を生きているか、が明らかになりました。 今まで自覚せずとも内に持っ

          FANCY REALITY

          2022年の春に行なった展示作品「FANCY REALITY」について書きました