見出し画像

PhotographySocialFrame #01

展示をします。

タイトルは「PhotographySocialFrame」
100枚の写真で構成された作品です。

なぜいま写真の展示をしよう思ったのか、考えていることと制作過程を、日記的に残していこうと思います。

もしビビッと来たら、展示へ是非お越しください !

PhotographySocialFrame
Toshiki Okamoto

2023.12.23 - 24
東京 原宿 デザインフェスタギャラリー EAST 302

写真が好きだ。
特にiPhoneで写真を撮るのが好きだ。
写真は生活の中にあるものだ。
写真で日常を切り取った時、何か不思議な重力を帯びる事がある。
写真フォルダを遡って、何度も見たくなる。
自分の中のある種の感情、記憶、心がそこには映っている。
映しているつもりは無いのに、映っている。
写真は、とても主観的で曖昧な「感じ」を、客観可能な形に実体化してしまう。
気づいたら身体が撮っている。半自動的な速さだ。
ある時、カメラロールに溜まった数万枚の写真から、100枚の写真を選んでフォルダを作った。
名前は「PhotographySocialFrame」
その時感じていたのは、これらの写真をどうにかしないといけないという事。
僕がどうしたいというより、これらの写真を生かさないといけない。死なせてはいけない、という事。
そこには、何か映っていた。
1枚1枚は大した写真じゃない気もするけど、100枚が集合した時、何か残したいものが映っていた。
僕の写真は個人的なものだけど、同時に社会的なものだと思う。
今の社会を確かに生きて、その中の1人の人間として世界を観察し、記録したものだ。
生きた瞬間の集合だ。
それは僕の心のアーカイブであると同時に、時代のアーカイブである。
この100枚には、2020年前後の時代が圧縮され、定着している。
100年後にどこかの誰かが見たら、きっとその頭の中で瞬時に解凍され、心のど真ん中に咲く。
私たちが今を生きた証のようなものだ。
この作品の意図を喋ろうと思うと、こんな風にどうも曖昧な言葉になってしまう。
次回からはもう少しだけ論理的に、複雑に絡み合うこの作品の構造を順を追って記していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?