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#中国 #デジタル #リテール #デザインのnote始めます。

noteに登録してから彼此1年5ヶ月ぐらいが経ったでしょうか。

1年5ヶ月前は前職の日系内装設計事務所の上海オフィスを卒業し、中国企業に転職した頃。少し変わったキャリアを歩み始めたタイミングであり、何か書けることがあるだろうと見越して登録したわけですが、日々の業務に忙殺しているというありがちな言い訳をしていたらこんなに時間が経ってしまっていました。さて今度こそnoteを始めようと思います。

というわけで、簡単に自己紹介します。

名前 ー 桑原寿記
1984年生まれ36歳。
かなりわかりづらい説明ですが、中国ローカル食品会社が買収したIT企業の中にデザイン部門を設立し、雇われ責任者しています。
雇われであるし、中国企業のピラミッド構造により全然実権を握れていません笑
ツイッターでは真面目なことも書きますが、中国企業にいることによるストレスも漏れ出てもしまっています。

専門 ー
商業空間を中心としたインテリアデザイン・ブランディング。日本と中国で多くの案件を手がけてきました。大学院で建築・環境デザインを修了したのが2010年3月だったので、2020年 4月で社会人生活丸10年。そのタイミングでどのような案件をやってきたかを試しに振り返って見るとこのような割合。

小売店舗:47.6%/食品店舗:21.5%/商業施設:10.3%/飲食店:7.5%/スーパーマーケット:4.7%/オフィス:3.7%/展示施設:2.8%/住宅:1.9%

商業空間の中で割と幅広く経験はしたけど、小売り関係が最も多い。どの分野を中心にと選り好みもできないのですが、小売りにフォーカスしていきたいなという気持ちはあります。

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場所 ー
東京で働いたのはたったの2年半しかなく、その後の8年は上海。中国でのキャリアが圧倒的に長くなってしまった...。
20才で初めて行った海外旅行は北京と上海。大学・大学院と長く所属した研究室の教授は北京で設計事務所を経営していたこともあって中国にインターンに行くこともあった。そして35才になってたどり着いたのが日本人は誰もいない中国企業の職場。
ここまで話すと強く中国に対して執着しているようにも見えるが、正直そこに強いヴィジョンがあるというより、目の前にあることを判断していた結果として上海にいるという感覚。実際この8年の間にも帰国を考えるタイミングは何度となくあった。ただ経済が発展し、テクノロジーの進歩が目に見える上海での生活には刺激があり、楽しいのは間違いがない。

この「専門ー空間デザイン・リテール」と「場所ー中国・テクノロジー社会」が今の自分の興味を形づくっています。
中国企業にいると長々と日本語を書くことも減っているのはよくないことだなと思っていました。ここでは他のSNSでは暑苦しく感じられてしまう自身の興味をだらだらと書こうという所存です笑
以下今ここで書こうと思っているテーマ案。

テーマ1.コロナウイルスに対峙したデジタルに包括された社会

概要:最も早くコロナウイルスの流行が終息を迎える中国。各地でポストコロナ後の世界を議論しているが、中国での変化はそれほど大きいものではなかった。ただそれはデジタルに包括された都市が世界に先駆けて既に実現されていて、変化の幅が小さかったと言い換えられる。本シリーズではコロナウイルスに対してその都市がどう向き合い、人々がどう振舞ったかを紹介。

これ実は他のメディアで書く予定があって準備していたのですが、それがなくなり勿体ないのでこちらで書こうかと。
このことを考えるきっかけとなったのが、5月に登壇させていただいたこちらの「ポストコロナの都市とストリート」というオンライン配信。ここでは中国のコロナウイルス禍を時系列で説明しながら、中国の対策がデジタル社会による貢献が大きかったことをお話ししました。

アフターコロナの議論がややピークを超えてしまいましたが、忘備録としてもここで話したことを深めておきたいなと。

テーマ2.ブランドビジネスにおける店舗デザインの現在と今後の展望

概要:オンラインとオフラインの境界がなくなる今、オフラインの店舗のみを取り上げるのは矛盾があるが、2010年代で店舗はまだその過程ではあるが役割は間違いなく変わった。この先さらにその傾向は強まるだろう。その傾向に乗れなければ淘汰されるブランドやメーカーが出てきても不思議ではない。2020年代を迎えるにあたり、一度その背景を振り返り、店舗デザインの現在を分析する。

かなり個人的なことではあるが2020年4月になり社会人生活が10年。ちょうどこの時期2月〜4月あたりはコロナウイルス自粛期間で本を貪るように読んでいたこともあり、いろいろ思考が膨らんだ。デジタル社会、小売、インテリアデザイン論そのあたりを特に読み進めていて、その各分野での変化に繋がりが見え、ちょうどこの社会人10年の間での変化を感じたのが考えて見たくなったきっかけ。
また昨年中国のIT企業大手のオフラインショップ網易厳選の設計を行った際に感じたジレンマもどこかで書きたいと思っていました。

中国では大手のIT企業が小売リアル店舗に多く参入しています。特にアリババの展開するスーパー、盒马鲜生(フーマー)は有名で聞いたことがある人もいるかもしれません。また中国で無人コンビニが多く出現した過去もありました。
私が設計したこの店舗もIT企業による小売リアル店舗の一つ。この設計の際に気負ってデジタル方面も積極的に提案していったけれど、結局内装設計者として契約しているだけであったので、リアルの店舗の部分でしか関わることができなかった。IT企業による小売リアル店舗は多くあるけれど、うまく融合しているとは言い難い。このあたりの話も書けたらなと思っています。

割と重めのテーマを上げてしまったので、続くかどうか不安ですし、ニッチなテーマで誰が見てくれるのかも分かりませんが、とりあえずやってみようと思います。とりあえず後二回分の記事はほぼ書き上げているので後二回は最低限続くはずです笑

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