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MVVを再定義しました〜バリュー編〜

今日は、前回紹介したMVV再定義(ミッション編)に続いてバリュー編をお届けします。会社の成長に伴い、社員数が増えていくなかで、会社のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を定義していくことで全員が同じ方向に向いて頑張れるようにしようとしています。今日はその中でもバリューについて説明できればと思います。

バリュー(Value)とは?

ではバリューとは一体何なのでしょうか?前回も述べたように巷ではミッション、ビジョン、バリューでさまざまな定義がされており、会社ごとに異なるのが実情です。どれが正解でどれが不正解という話ではないです。こういう状況の中で、僕たちは下記の通り、「組織のあるべき姿」をバリューとして定義しました。

  • バリュー(進化/オリジナル):組織のあるべき姿

    • コアバリュー:組織レベルで持つ価値観。皆にどう意識してほしいか・どう見られたいか。社内外のブランディングで使う

    • 行動規範(SS Way):個人レベルでどう行動すべきか。日々の意思決定・採用・評価で使う

このバリュー=組織のあるべき姿と定義する中で、特に価値観に近いもの、組織レベルで持つものをコアバリュー、行動規範として個人レベルで持つものをSS Wayと定義しました。

「なぜこんなものを丁寧に定義しているか」というと、会社の中でのルールを決めておくことが効率性につながるからです。世の中にはいろいろな人が存在します。そのいろいろな人が各自のルールで会社で振る舞ってもらうと、必ずと言っていいほど衝突が発生します。その衝突の際に解決するルールとなるのが、このMVVです。特に今回定義するバリューはその辺りの考え方が色濃く出ており、会社のなかで、組織、個人がどうあるべきかを定義させてもらっています。「一旦会社を出た後は個人として自由に振る舞っていいけど、会社で働いている時にはこれに従ってね」というルールだと考えてください。

SS コアバリュー

組織の価値観として持っているコアバリューは7つ定義しています。

SSコアバリュー
  • Have Fun & Make History

    • 我々は正解がない業界にいる。失敗してもいいので、仕事を楽しみながら大きなことにチャレンジする組織を目指そう

  • 変化と多様性

    • 我々は社会を変革する存在である。そのために自らが変化を恐れず、多様性のなかで新しい価値を創造できる組織を目指そう

  • インサイドアウト

    • 自責の念を持ち、影響できることを率先垂範しよう。周囲を変えたければ、強いコミットメントを示して、自分から変わろう

  • 切磋琢磨

    • 理想を実現するためには自他共に成長し、高め合う仕組みが重要。自らが課題を直視して努力した上で、チームメンバーと高め合おう。

  • 常識人

    • SS社員である前に人間。高い倫理観を持って、人として恥じない行動を心がけよう

  • ファミリーファースト

    • 長期間働く上で、「家族・同僚のサポート」は必須。家族・同僚をリスペクトして働きやすい環境を創ろう。

  • 利他で社会貢献

    • 利己<利他。まず相手の利益を考える。相手(個人)、チーム、会社、社会の全てに貢献する「4方良し」を考え、公器として社会に貢献しよう。

こんな7つの価値観を定義しています。それぞれのコアバリューに適した望ましい行動・考え方、望ましくない行動・考え方を定義して社内で浸透させています。

元々は行動指針だけだったのですが、スキル x 姿勢 = 行動で現れ、結果に結びつくものということがわかり、姿勢の重要性を認識してコアバリューという概念を作ることにしました。

  • スキルと姿勢の掛け算で結果が出る。足し算ではない

  • スキルは個性があってよい。短所は鍛えるが、長所を最大限活かす方が大事

  • 姿勢は共通化。若干のズレはOKだが、最低レベルはクリアするのが大事

特にこの中でも「インサイドアウト・利他」という言葉はなかなか聞きなれない言葉ではありますが非常に重視している考え方で、採用や評価に当たっても、スキルよりもこのインサイドアウト・利他ができそうかという姿勢の面を重視させてもらっています。高スキル x ズレた姿勢 < 低スキル x 合った姿勢と認識しており、姿勢はスキル以上に伸ばす時間がかかり、ズレた姿勢は伝播する上、仲間を邪魔することからも姿勢の重視ということにつながっています。

SS Way(行動指針)

組織の行動指針として持っているWayは8つ定義しています。以前は10個あったのですが、Wayの適宜統合、取捨選択を経て、8つとしています。

SS Way
  • カスタマーへの発明

    • カスタマーの潜在ニーズを考え抜き、常に期待を超える提案をしよう。

  • 自動化の追求

    • プロダクト・業務プロセスの両方を仕組み、アルゴリズムに落として大きくスケールさせよう。

  • 私が貢献

    • 自分の責任範囲は完璧にした上で、それを超えてチームに貢献しよう。自分の限界も直視した上で、周囲をフル活用して結果を出そう。

  • コラボでサクセス

    • 強いチームは、専門家があつまり、一人では実現できない成果を産む。全員がチームレベルの視点で考え、Win-Winのコラボを実現しよう。

  • すごくいいやつ

    • まず傾聴した上で、謙虚に自己認識しよう。その上で、裏表なく正直・オープンに行動しよう。

  • スピードは価値

    • スピードは価値。チームの時間を大事にする上、競合優位でも重要。最低限の質を担保しつつ、最速でやりきろう

  • 4D(Data Driven & Deep Dive)

    • 優先順位をつけた上で、データ・情報を深く分析。施策や結果を見える化して、データを元にPDCAを回そう

  • 理想にチャレンジ

    • あるべき姿(理想)を掲げて逆算。新しいことにチャレンジしよう。常に自分を律して、理想に向けて邁進しよう。

以上8個です。特にWayは採用、評価で活用しています。採用では、スキルチェックのほか、「入社して頂いた際にこの行動指針にあった行動ができそうか」という観点で、それぞれに関連した過去のエピソードを根掘り葉掘り聞くという行動面接という形を取らせてもらっています。入社頂いてからの評価もこのWayをベースに行うため、入社前後でのお互いのアンマッチをできるだけ起こさないような仕組みにしています。

社員または弊社の採用候補者へのメッセージ

今回定義したバリューは、前述の通り、会社としてのルールでもありますし、採用・評価基準でもあります。

社員の人はこれを共通言語として高みを目指してもらえればと思いますし、採用候補者の方は「自分がSSのカルチャーにマッチしそうか」という観点でも見て頂ければありがたいと思っています。

引き続き、多くのポジションで絶賛採用中ですので、ご興味がある方がいればぜひご連絡ください。


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