アル中の父、子どもの私
幼少期の記憶
アルコール中毒の父
21時半~6時のどこかで帰ってくる恐怖
覚えている景色
長細い家
寝る準備を済ませてリビングの電気を消した
玄関側にあるキッチンの小さな照明
暗がりの一番端っこからみた長細の家
玄関一個隔てたガラスドア
何度目だろう、古い玄関ドアのぎいぎいいう音恐怖のはじまり
心臓がドンと打つ 布団に逃げた
寝たふりをした、ちいさいからだをもっとちいさくして
制御を忘れたしゃがれ声
優しい母の苛立つ声、つられて大きくなった怒鳴り声
ああ
また
…
…
どれく