優しくないと感じる日
気持ちよく晴れた日が明るく感じられないのは 空のせいじゃなくてどうにかする術もなく私の心が塞いでいるから。
群青色の景色でどこへ向かうのか知らない川の横を歩いている。源流には名もなくただ、流れていく。
曇った目の端にうつる人たちには人ではなく、過ぎ去る、それでもなお私は2つの目のついた命に怯えている。
私が優しい心でいようと努めても私ではない誰かは私を傷つけることができる、私があなたにそうできるように。
私は優しくないのだと苦しんでいるみたいに装っては、誰かの優しさにつけ入って言葉を奪おうとしているのか。本当の優しさが眩しくて痛む。
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