むかつく兄を、全部ゆるして愛することにした。
帰国してからずっと、朝の目覚めが白雪姫なみによかったんだけど。今朝は久しぶりに胸の鈍痛で目が覚める。これは「手放しの準備できたよ？」っていうサインなので、「ああー、セドナで上がったぶんもっと軽くなれるのか」ってベッドの中でぼんやり思う。まだ夢にいる愛猫の寝息を聴きながら、寝てる間にハイヤーからダウンロードしたメッセージを感じとったら、「そろそろお兄ちゃんをゆるして、ちゃんとラブレター書きなよ」だった。
わ！いちばん痛いとこついてくんじゃん。ぴえん🥹が率直な感想。苦笑
勉強と運動ができること以外、お兄ちゃんとはずっと正反対だった。まるでオリオン帝国の敵同士みたいに価値観が違うの。
兄は海外も外国人も嫌い。
妹は大好き。
兄は科学の信奉者。
妹は神社で神さまとおしゃべり。
子ども食堂に対する感想。
兄「どうせ親はパチンコ行ってるんやろ。」
妹「最高すぎる♡ 手伝ってもいい？」
戦争のニュースの感想。
兄「徹底的に戦って、〇〇を殺してやりたい。」
妹「〇〇は小さい時に愛されない子だったんだよ。」
そしてついに母の納骨で反目してから、もう話もしなくなっちゃった。
幼稚園の頃はお兄ちゃんの友だちも一緒に鬼ごっこしたり、スーファミしたり、ドラゴンボールみたり、仲はよかったのに。年長の時のクリスマスには、セーラームーンの映画のオマケを友だちのツテで入手してくれて感動したんだ。凄い嫌なのに2人っきりの時に無理やりキスしてくる近所の男の子を、妹から遠ざけてくれてたのもお兄ちゃんだった。
どうでもいい相手なら、胸が痛むこともないんだろう、きっと。大好きなのにどんどんハートを閉ざしていくお兄ちゃんをみるから、とっても胸が苦しくなるんだ。家族のはずなのに、記憶喪失したみたいに他人行儀で愛がないのはなんで？わたしの愛する人たちを自分の私欲のために平気で傷つけるのはなんで？わたしにとってお兄ちゃんは大切な存在なのに、お兄ちゃんから見たわたしは赤の他人だったの？
大きな怒りの根っこには、寂しい鬼がひとりぼっちで泣いてるのいつも。
「もういーかい？」
「もういーよ。」
お兄ちゃんをゆるせない自分をゆるそう。
お兄ちゃんをゆるせない自分を愛そう。
愛を忘れるほど孤独な世界でまだ頑張ってるお兄ちゃんをゆるそう。
よく頑張ったね、ずっと寂しかったよね。
もうだいじょぶだよ。
愛を忘れるほど孤独な世界でまだ頑張ってるお兄ちゃんを愛そう。
あなたに対して怒りが湧くのは、まだ大好きだからだよ。怒ってごめんね、愛してるんだよ。ほんとうは。
いまお手紙書かないと、もうこの宇宙で二度とお兄ちゃんと邂逅できない気がするから、愛を伝えられない後悔よりも、愛を伝える小っ恥ずかしさを選ぼう。お返事なくても全然いいよ。ただただ伝えたいだけ。そして、いまなら素直に書ける気がするの。
Thanks for your lovely suggestion, my higherself.
Yeah, I mean, why not? I think I can write it now.
Cuz 'I AM YOU and YOU ARE ME'.
He is my lovely extension of mine, and so am I, right?
♾️
Love
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