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ウォームアップと基礎練習の違い( #今朝の一言_ラッパの吹き方 )

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先日はこんなことを書きました。

そしてもうひとつ。

生徒さんからよく「ウォームアップと基礎練習の違いがわからない」という言葉を耳にします。確かに僕も中高生の頃は、なんだかよくわからない音出しを適当にしつつ、流れで音階練習やリップスラーをして、なんとなく音が出るようになったら教本をやったり曲の練習をしていた記憶があります。ウォームアップという概念がありませんでした。

しかし、そうした習慣でトランペットを初めてしまったからだと思うのですが、コンディションの波が非常に大きくて、調子が悪い時にはまったく思うように音が出せず、高い音も力ずくで絞り出すなどして、それを「今日は調子が悪かった」と言い訳している自分がいました。

ウォームアップというものを真面目に考えたのは、20代中頃でしょうか、大学を出て数年経ったころ、自分がどうやって音を出していたのかわからなくなり、音がほとんど出なくなった時期があります。焦りはもちろんありましたが、ここまで酷くなるとかえって冷静になってきて、音はなぜ出るのか、どうしたら確実に出るのかなど、体と音が出る原理について一から見直し始めました。セッティングを呼吸、どんな内容からどんな内容にストーリーを進めていくと安定したコンディションが手に入るかを研究し続け、自分なりのウォームアップメニューが作られていきました。これは今でも少しずつ改良し続けています。

したがってウォームアップというのは、体のコンディションが一定でなくても、演奏は一定水準を保っていられるために毎回最初に行うもの、と考えています。

一方で基礎練習というのは、自分の技術のフィールドを広げていく時間です。できないことをできるようなるために、もしくは今以上のクオリティで演奏できるようになるための「研究や実験」を繰り返し、それをいつでもできるようにするために繰り返し「練習」をする行為と考えています。

ウォームアップについてのレッスンも可能です

音楽教室のように継続的にレッスンに通ってくださる方には必ずウォームアップについて解説と実践をしております。この内容については少し時間がかかるので1回1時間のレッスンを全部使ったり、場合によっては複数回に分けて実践することもあるので、継続の方にしか実施していませんが、ツキイチレッスン1回分を使ってウォームアップについて実施することもできますので、お気軽にリクエストしてください。

体調がどうであれ、演奏のコンディションを常に安定させる方法を知っておくと、本番の変な緊張感に侵されることも少なくなり、演奏に集中しやすくなります。

ツキイチレッスンの開催日や詳細、お申し込みについては、こちらからお願いします。

ご参加、お待ちしております!

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荻原明(おぎわらあきら)

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