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テレマン/英雄的音楽(荻原門下生発表会演奏曲ご紹介)

来年1月13日(土)に開催します荻原門下生トランペット発表会。エントリーも完了し、出演者の曲目も決定しました。
出演順もほぼ決まり、いよいよ具体的にプログラムや進行表を作らなければと思っているところです。気づいたらあと2ヶ月弱しかないんですよね。

で、せっかくなので今回出演者の方々が演奏される作品について、僕の勝手な視点と経験で紹介したいと思います。なのでその曲を演奏する生徒さんについては触れませんので、ぜひ発表会の会場にいらしてください!

今回ご紹介するのは、テレマン作曲「12の英雄的音楽」です。

バロック期の作曲家、テレマンの書いた12の小品からなる作品です。1曲1曲はとても短いのですが、美しいメロディを書いたら右に出る者がいないかもしれないテレマンの魅力がまるでビュッフェのように楽しめます。

バロックのトランペット作品はほとんどの場合ピッコロトランペットで演奏します。これは、当時今よりも倍ほど長いピストンなどバルブが付いていなかったナチュラルトランペットで演奏していたことに関係しています。
バルブがないのでメロディ(音階など)を演奏するためにはかなり高い音域に到達しないと出せないために、結果的に当時のトランペットの作品は高音域ばかりになります。
それを普通のB管で演奏するのはなかなか大変、ということでオクターブ高い音が出るように短い管で作られたピッコロトランペットが使われる、ということです。

2005年か2006年あたりから東日本大震災が起きるおよそ5年ほどの間、ららぽーと豊洲で毎月パイプオルガンコンサートに参加していました。かなり古い巨大なパイプオルガンが置かれていて、毎日のようにコンサートが開催されていまして、この「英雄的音楽」を初めて演奏した記憶があります。

力強い作品から心が暖まるような美しい12の作品をぜひ堪能してください。
発表会ではこの中から数曲をピックアップして披露してくださいます。

荻原門下生トランペット発表会は2024年1月13日(土)、としま区民センター小ホールにて開催致します。ぜひ皆様ご来場ください!

荻原明(おぎわらあきら)

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