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【本日お申込開始】30年前の東京音大 夏期講習会を思い出してみる

もう30年以上前になりますが、音大を目指して師匠のもとにレッスンに通っていた高校生の時に初めて東京音大に潜入したのがこの夏期講習会でした。

当時は池袋キャンパスしかありませんでしたし、今のモダンなデザインのA館ではなく、とても歴史のある古い建物で、個人的にはその古さが「いわゆる学校」っぽくて結構好きでした。

出典:https://www.tokyo-ondai.ac.jp/information/17267.php

うわ懐かしい。今はもうない古いA館です。

それはともかくとして、僕はいわゆる団塊ジュニア世代の末端なので子供の数が今よりもずっと多い時代。なので音大を目指す高校生も当然今よりも多く、講習会に来ているトランペットの受験生の数もすごかった記憶があります。実際器楽専攻トランペットの受験倍率も8倍くらいあったんじゃないかと(うろ覚えですが)。

当時の講習会では、金管楽器(トランペットだけだったかな?)が自由に音出しができる部屋があてがわれていて、ソルフェージュやレッスン以外はみんなそこで音出しをしていました。
受験に向けてひとりで練習をしたり個人レッスンを受けてはいましたが、日本中で同じように音大を目指している同世代の人がどんな音で、どんな演奏をするのかまったく知らなかったので、講習会を受講して一番刺激的だったのがこの練習室での様子でした。

みんなめちゃめちゃ上手い。こんな人たちが受験ではライバルになるのか、と思うと今以上に頑張って練習しなければ絶対合格できない、と身の引き締まる思いでした。
ライバル視するだけでなく、同じ音大を目指す者として講習会で仲良くなって一緒に学食行ったりする人もたくさんできたりして、入学したらそのグループの人が何人かいたり(変態トランペッターのいわたけいこ氏とか)、情報交換できたり同じように受験に向けて不安なことを共感し合えたり励まし合えたりと非常に有意義でした。

そんな当時のことを思い出してみましたが、夏期受験講習会は東京音大がどんな雰囲気なのか、受験に向けてどんな準備をしておくことが大切か知ることができます。
4日間ではありますが、まるで大学生になったような気持ちで通学し、生活できるのも楽しいと思います(僕はとても楽しかったです)。

ということで東京音楽大学の夏期受験講習会は本日20日(木)10:00より募集開始です。詳しくはこちらのページをご覧ください。

このページの中に「レッスン担当教員一覧」のリンクがあります。
吹奏楽アカデミー専攻を目指す方は個人レッスンも吹奏楽アカデミーの教員が担当します(器楽専攻の先生方と違う欄に掲載されているので注意)。

ちなみに吹奏楽アカデミー専攻のトランペット希望の方は荻原が担当しますが、都合により講習会の後半、8月3日(土)と4日(日)にレッスンを行うことになります。ご了承ください。

受験を間近に控えている高校3年生はもちろんですが、「音大行きたいな」と進路の選択肢のひとつとして考えている高校1,2年生もぜひ参加してみてください。吹奏楽アカデミー専攻ってどんな感じなのか、何でも質問してください。

ご参加お待ちしています!


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。