RPGサークル「As you like it」

TRPGサークル「As you like it」のnoteです。 TRPGシステムやリ…

RPGサークル「As you like it」

TRPGサークル「As you like it」のnoteです。 TRPGシステムやリプレイの公開をしていきます。 「TRPGは物語を作ることの出来る唯一のゲーム」ただそれだけ。 「さあ!TRPGで物語を作ろう!」 TRPGをやってる暇のないサークルの過去の遺産を公開。

マガジン

  • マニャーナの遊戯盤

    オリジナルシステム「マトリクス・ゼロ」のリプレイです。 イサリと呼ばれる退魔師2人が、怪異と戦う物語です。 1話完結してるので、安心して読めます。

  • マトリクス・ゼロ

    オリジナルTRPGシステム 魔法も機械も陰陽道もOKな、現代冒険汎用システム 技能やスキルはデータフレームのみで、肉付けしてイメージを作る時は、 全てプレイヤーの想像力にゆだねられる。

  • 少年少女活劇RPG「Cherish」

    『Cherish ~チェリッシュ~』は、子どもを主人公とした冒険物語を創ることのできるRPGシステムです。 怪奇現象、宇宙人侵略、魔王復活…大人では理解できない不思議な出来事を、少年少女が解決していく…そんな少年漫画のような壮大 で、熱い物語を創りたいと考えているのなら、このシステムをお勧めします。

最近の記事

  • 固定された記事

少年少女活劇RPG「Cherish」表紙

    • 第4章-3「秘密基地のひみつ」

      千晴:「つ、つかれた…」 玄:「燃え尽きたぜ…真っ白に…」 千晴:今、何時なんだろ? WC:昼前に名波家前にいたから、今お昼過ぎかそのあたり。 千晴:どう考えても、LP回復と、アイテム補充が必要な感じ。 玄:うむ。 千晴:「フー…キッツ…」 シン:「な、ちょ、おい、これどういうことだよ!なんでバーニンジャー基地のロボが襲ってくるんだよ!?」 千晴:「こっちが聞きたいよ。」 玄:「いてててて…」 シン:「だ、大丈夫かハジメ?!」 玄:「ここはそういう基地

      • 第4章-2「ゴミ箱との戦闘」

        WC:隊列確認。 千晴:先頭! 玄:後列! WC:君たち以外の味方は、夏川夕日(LP26)、シン(LP18)で。ちなみに、2人ともトーシロなので回避防御は出来ません。もちろん障壁もないです。 玄:ですよね。 千晴:<千誓>目を閉じ、自分の戦いがなんの為であるか宣言することで、心を研ぎ澄ます。 「千晴。仲間を守り、怪異を破壊することを、ここに誓う! 」 <千誓>千晴のスキル。誓いを立てることで、属性力を一気にチャージできる。 WC:透明ゴミバコ1は、玄に、て

        • 第4章-1「秘密基地」

          WC:小さな穴から飛び出すと、体感的には、予想通りの滑落感を感じる。 玄:滑り台? WC:そうそう。しかし、予想と異なったのはその長さ。グーニーズの、海賊船直前のウォータースライダー並みの長さを落下する。 玄:こわ! 千晴:なげーな!おい! WC:周囲は見渡せない。まぶしくホワイトアウトし、滑落感だけが続くので、たぶん、マジ怖い。 千晴:「じぇろにもー!」 玄:吐きそう… WC:しかし、唐突に視界が開け、衝撃など感じることなく、すとんと足がつく。開けた視界に見

        • 固定された記事

        少年少女活劇RPG「Cherish」表紙

        マガジン

        • マニャーナの遊戯盤
          17本
        • マトリクス・ゼロ
          2本
        • 少年少女活劇RPG「Cherish」
          3本

        記事

          3章-3「シン捕獲」

          WC:団地と団地の間、日の当たらない小さな公園。色あせた遊具ばかりがぽつぽつとあるだけのその公園に、一際大きなオブジェのような遊具があり、その前で、シンと思われる少年が何かしている。 千晴:形容しがたいオブジェ? WC:オブジェは、伏せたタマゴのような形で、当時はカラフルに彩色されていたのだろうと推測される。上部、根元、中腹に直径50cmほどの穴があり、中腹の穴からは滑り台のような斜面が突き出している。よくみかける、中に階段やはしごがついており、入ったり出たりして楽しむ遊

          目次

          「Cherish ~チェリッシュ~」とは

          「Cherish ~チェリッシュ~」とは

          『Cherish ~チェリッシュ~』は、子どもを主人公とした冒険物語を創ることのできるRPGシステムです。 怪奇現象、宇宙人侵略、魔王復活…大人では理解できない不思議な出来事を、少年少女が解決していく…そんな少年漫画のような壮大 で、熱い物語を創りたいと考えているのなら、このシステムをお勧めします。 Cherishの4つのポイント1.個性的なキャラクターの作成 Cherish ではキャラクターに細かい設定を与える事ができます。 「怪力」「武士道」「靴下がくさい」といっ

          「Cherish ~チェリッシュ~」とは

          第3章-2「シン捜索」

          玄:「行くぞ千晴!」 千晴:「どこへだよ!」 玄:「とりあえずマコちゃんちの近くだよ!」 千晴:「おっけー!!」 玄:「住所住所!俺は運転!」 千晴:「もしもし!ゆうひ?」 玄:「千晴、夏川に…お、さすが手が早い!」 夕日(電話):「はーい。どうしたの?」 千晴:「いま、どこ?!シンのやつが動き出した!マコちゃんの家の近くだと思うから向かいたいんだけど!場所教えて!」 夕日(電話):「amarach…お店だけど。」 玄:夏川の店寄ったらマコちゃんの家に行く

          第3章-1「手がかり」

          玄:千晴、朝来れる(笑)? 千晴:千晴は遅くまで仕事してるから、10時とか死んでそう。 玄:先輩に朝っぱらから焼肉おごってもらってるんじゃないの?(笑) 千晴:焼き肉と説教ね。で、早朝から朝帰りのお水ねーちゃんをナンパしてこいと無理難題をふっかけられている。 WC:ほぼ徹のあとに焼肉かー… 玄:向こうも疲れてるから無理だろうなあ。 千晴:とりあえず、6時ぐらいに店のドアを叩くだろ。 玄:6時!? 千晴:「おーい、いい朝だぞ!おきろー!」 玄:モーニングはやっ

          第2章-4

          玄:では、翌日! WC:翌日の朝、メールに返信が来る。 夕日メール:「電話取れなくてごめーん。兄さんがいるタイミング見て、まこちゃんの様子もう1回見に行ってみたよ。」 玄:「おーナイス!(ひとりごと)」 夕日メール:「たぶん話が長くなるから、仕事終わってから行くね。チャオ。」 玄:「ん~、今日は仕込み気合いれっかな。」 千晴メール:返信「よろしく。何時になる?」 夕日メール:即返信「18時過ぎるかな~。遅いかな?」 玄メール:返信「もっと遅くてもOK。 夕日

          第2章-3

          千晴:お昼にクロノアにいくよ。 玄:「いらっしゃい!」 千晴:「ぉつかれぇ~。」 玄:「ああ、おはよう。ナポリタン?」 千晴:「『いつもの』って言わせてよ。」 WC:朝からナポリタン(笑) 玄:「わかったわかった、今日は何にします?(ナポリタン作りながら)」 千晴:「いやさ、昨日の姫どもめちゃくちゃ不機嫌でさ…」 WC:ども(笑)。 玄:「姫共(笑)。そりゃ大変だったなー。」 千晴:「で、そのせいでまた先輩に殴られたよ…もー、踏んだりけったり。そんな感じで

          判定

          サイコロを振り、行為の成功・失敗を決める行為を「判定」とよぶ。 本作では、サイコロは10面体のサイコロが1個のみ。サイコロのことをダイスと呼ぶこともある。 ただし、判定においては、サイコロの目をそのまま使用するのではなく、それぞれの目を他の値に 変換する数列表、通称<マトリクス>を用いる。 判定値・達成値 判定を行う際、プレイヤーは判定に使用する能力値とマトリクスを選び、これを実行することになる。 もちろん、状況によって使用可能な能力値やマトリクスは異なる。 能力値は主

          第2章-2

          玄:「さて、どういう仮説で今回の件に当るかね。」 WC:いまどこ? 玄:店開けないとだから、クロノアで俺は店やりながらカウンターで話してる。レストランじゃーないが、1日のディナータイムの売上が抜けるのは痛いっす。 WC:どんだけちゃんと話せるのかって言う(笑)。 玄:お客さんの入り具合だね(笑)。 千晴:閑古鳥が鳴いてますように。 玄:それはそれでやだな… 千晴:「夕日、お願いがあるんだけど。」 夕日:「あたし?お金は無いよ?」 千晴:「うん。お金は俺もない

          これは「あなた」の物語2

          「では、こちらがあなたのギルドカード、それからスモアートホーンになります。」 冒険者ギルドの受付嬢は、薄くつややかなスモアートデバイスの表面に指を滑らせてから、一枚のカードと、それから一台のスモアートホーンを差し出し、にっこりと微笑んだ。 魔獣スモアートの7本の角から削りだした、一握りほどの薄い板状の魔法具「スモアートホーン」…スモホ、と省略することもあるが、このスモホが普及したことで、それまでは紙とペンで行っていた様々な事務処理を、スモホや、その上位機能を持ったスモアー

          これは「あなた」の物語2

          これは「あなた」の物語1

          これは「あなた」の物語。 「あなた」は、現代の日本に暮らす1人の人間だ。 これから「あなた」は、プレイヤーの分身として幾つかの事件に出会う。 「あなた」について教えてほしい。 あなた 「あなた」の名前は? 年齢は? 性別は? 住所は? 仕事は? 外見の特徴は?家族は? 出身地は? 学歴や職歴、履歴は? 詳細でなくてもかまわない。プレイヤーが「あなた」を動かすのに必要な分だけ、「あなた」について決定しよう。 人核 「あなた」を「あなた」たらしめている出来事、考え方、存在

          これは「あなた」の物語1

          第2章-1

          千晴:「えー、なんて言ったらいいか…」 夕日:「…」 千晴:「夕日ごめん。」 WC:だいぶ怒っている風に見える。 千晴:「うーん…」 玄:「向こうが嫌だっつーんだからしょうがないんじゃね?」 千晴:「でもさ、引き続き俺らにちょっと調べさせてくれよ。」 玄:「まじか。」 夕日:「…こっちが聞きたいわよ。策はあるんでしょうね?」 千晴:「はっはっは…あるの?玄。」 玄:「ないよ!」 夕日:「もう信じられない…アホだアホだとは思ってたけどほんとにアホだったとは