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がんは「食源病」

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。

日々5000個ものがん細胞が生まれているにも関わらず、がんにならずに済んでいるのは、人が備えている免疫システムのお陰です。

前回記事はこちら↓


★食と健康を分析したマクガバンレポート

マクガバンレポートをご存知だろうか?

正式にはアメリカ上院栄養問題特別委員会レポートと言って、その委員長を務めていたのが、大統領候補にもなったマクガバン議員でした。

その為、通称「マクガバンレポート」と呼ばれています。

このマクガバンレポートが発表されたのは、今から45年も前の1977年です。

当時のアメリカは、がんや心臓病などを患う人が増え続け、それに伴い医療費も年々増加の一途でした。

進歩したとされるアメリカの医学を活用し、しかも巨額の医療費が注ぎ込まれているのに、病気が減るどころか増え続けている。

この国家を揺るがす問題の原因を突き止める為に立ち上げられたのが、栄養問題特別委員会だったのです。


2年にも及ぶこの調査はアメリカに留まらず、世界中から資料を集め、人々の食生活と病気や健康状態との相関関係を分析しました。

また、証人喚問に応じて資料レポートを提出した各国の医師、生物学者、栄養学者など専門家だけでも、実に3000人を超える大掛かりな調査だったのです。

そして、5000ページにも及ぶマクガバンレポートが発表されたのですが、その内容は世界中に衝撃を与えるものだったのです。


★病気の多くは食源病

2年にも及ぶ大規模な調査の結論を要約すると次の通りだ。

がん、心臓病、脳卒中など先進国に多い病気の多くは、先進国の食事や栄養の摂り方の間違いが根本的な原因になっている『食源病』である。

この『食源病』には予防が第一であり、その為には先進国風の間違った食事や栄養の摂り方を健康的なものに改める必要がある。

この様に結論付けたのです。


このマクガバンレポート以前に、食事と病気の関係性を指摘するものはありませんでした。

と言うよりも、
そこまでがんや心臓病などの病気が深刻化するほど多くなかったからかもしれません。

事実、20世紀初頭には同じアメリカでも、
がんや心臓病は珍しい病気だったのです。

その少なかった病気が、近代化と共に食事の内容が変わった事で増えていったのです。

そして、我が国日本でも欧米化された食事が増え、アメリカが歩んだようにがんなどの病気が増え続けています。


しかし、アメリカでは90年代前半からがんの罹患率、死亡率共に減少し続けているのです。

これは、マクガバンレポート以降、健康政策の数値目標を掲げ、国を挙げて食生活の改善や予防に注力したからなのです。

片や日本はどうでしょうか?

マクガバンレポートの存在すら知らない人がほとんどではないでしょうか?

がんは食源病。

しかし、正しく理解・実践すれば予防することも出来るのです。

既にアメリカが実証しているのですから。


★誤った食事内容とは?

マクガバンレポートにより、
がんは食源病である事が明らかにされました。

では、誤った食事とはどの様なものなのでしょうか?

まず一つ目は、
動物性食品(動物性タンパク質、脂肪)の過剰です。

牛肉・豚肉・鶏肉だけでなく、卵・牛乳・チーズなども動物性食品です。

また、チョコレート・ケーキ・アイスなども、動物性脂肪を多く含んだ食品です。


二つ目は、
自然な形の穀類・野菜や果物の減少と砂糖の過剰です。

穀類・野菜や果物などの植物性食品からのデンプン質の摂取が減り、砂糖の摂取が大幅に増えました。

デンプン質とは、糖類が連なった物です。

つまり、摂取するデンプン質の中の砂糖の割合が増しているのです。


三つ目は、
食品を過度に加工し過ぎる事による繊維やビタミン、ミネラル類の減少です。

植物性食品が減ったことで、繊維の摂取が減ります。

また、玄米を白米に、小麦粉を白い小麦粉にと精白する事で、ビタミンやミネラルを削ぎ落としてしまいました。

野菜や果物も加工したり、ジュースなどで摂取するため、繊維を減らしています。


どうでしょうか?

どれも、普段ありふれた食事となっているのではないだろうか。

マクガバンレポートでは、
この様な先進国風の食事ががんや心臓病などの病気を作り出していると述べています。

先進国風の食事を改めることが、がんを遠ざけることになるのです。


もっと詳しく知りたい方はこちら↓
僕はかなり前にこの本を読みましたが、3000人もの専門家の協力を得て、データを元に根拠を示し解説しています。
マクガバンレポートは45年も前のものですが、
がんが増え続けている日本人にとって、貴重な参考書となるでしょう。


★最後に

日本では、二人に一人ががんになる時代となり、三人に一人ががんで亡くなっています。

1981年にがんが死因のトップになって以来、がんの罹患数、死亡数は年々増え続けているのです。

他の欧米先進国ではがんの死亡数が減少傾向にある中、日本だけが増加の一途を辿っている。

これは何故なのか?

アメリカのように日本もがんが増え続けている原因を調査・分析すべきだと思うが、日本政府はやらないだろうし、期待できない。

ならば、自衛するしかありません。

がんの発生には様々な要因があると思われるが、まずは普段の食事を見直すことから始めてみてはいかがだろうか。

そして、自分のライフスタイルを自分自身で見つめ、点検し、がんを遠ざけるように日々過ごしていきましょう。


最後までお読みいただき、有難うございました。
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