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慢性刺激によるがん発生

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。

前回の「がんになりやすい性格」は、いかがでしたか?

真面目な頑張り屋さんは良いことですが、度が過ぎないように留意する必要がありそうです。

【お礼】
「メイプル楓」さんのイラストを頂戴しました。有難うございます。



医学博士 丹羽靭負さん著書
「本物の医療・本当の健康」より抜粋。
一部修正。1996年初版。

昔(30年前頃まで)は、女性の胃癌の方のそのほとんどが60~70歳以上でした。

ところが、私が医師になってすぐのころ、ある知人の51歳になる女性が癌で、私の属していた病院に来られました。

病状を非常に興味深く思い、どのような食生活をしていたのかを、その知人である患者さんに尋ねてみました。

その答えで「なるほど」とうなずいたことには、

その患者さんはずっと以前より、冷たい物が大好きで、夏のみならず、冬も春も秋も一年中、牛乳2~3本を冷蔵庫のフリーザーの中に入れておいたものを、毎朝一挙に飲み干し、食道から胃まで凍りついた冷寒を感じることを何ともいえぬ快感としていたそうです。

その上この患者さんは、お饅頭が大好きで毎晩7~8個を、やはり冷蔵庫のフリーザーで凍らしていたものを食べていたそうです。

ですからこの女性は、何年、何十年、朝夕、冷たく凍りついた牛乳やお饅頭でもって、胃壁を傷つけていたのです。

この慢性刺激で患者さんは当時では珍しい51歳で女性の胃癌になったのです。

この方は冷たい物でしたが、熱過ぎる物や辛過ぎる物も、慢性的に摂取すれば、同様に慢性刺激となって、がんのリスクが高まるでしょう。

タバコやお酒などの嗜好品も同じことが言えます。


たまに摂取する程度なら問題はないでしょう。

要するに、頻度が問題なのです。

それが、先ほどの女性のように、刺激物を頻繁に摂取すれば、ダメージを受けた細胞の修復が追いつかず、やがて細胞内の遺伝子が傷つきがん細胞へと変容するのです。

慢性刺激を繰り返すことは、がんの発生を高めることに繋がるのです。


辛いもの好きの人がどんどん激辛に慣れていくように、人は刺激に慣れるともっと刺激が欲しくなりがちです。

初めは満足していたものが、徐々に物足りなく感じてしまい、「刺激」という沼から抜けられなくなってしまうのです。

コントロールできるのは、唯一あなた自身であって、あなたしかいません。

自分で刺激、それも慢性刺激の沼にはまっていないか冷静かつ客観的に見てみると良いでしょう。


最後までお読みいただき、有難うございました。
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