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敗者に構ってる時間はねぇ!千葉ジェッツ!琉球ゴールデンキングス!天皇杯ファイナル!

19歳でアメリカに行った。
交換留学みたいなもので、向こうの大学に数日お世話になった時、知っていてめちゃくちゃ助かった曲がある。

QUEENの「We Are The Champions」

イギリスのロックバンドだが、アメリカでもそれこそ日本でも親しまれた曲で、聞いて知らない人はいないと言い切っても嘘にはならないだろう。

大学内のボーリング場で遊んでいた時、突然試合が始まった。
その場にいた人種も性別もごちゃ混ぜの2チームに分かれ、2ゲーム戦ってスコアの合計で負けたらコーラを奢る(ロスではお酒は21歳から)というものだった。
私は下手くそだったが、こちらに手練れのおじさん(海外ではおじさんの学生が多い)がいて、見事に優勝!
その時にみんなで肩を組んで歌った思い出がある。

「アジア人でもQUEENなら知っているだろう?」
「当たり前!」
コーラ片手にレーンで大熱唱!私はこの時、姉に感謝した。「QUEEN知ってたらどこの国でも通用する」と何度も聞かせてくれていたからだ。
だが、本人はヘビメタ好きでパンテラやメタリカを聞いていた。どないやねん。
でも、姉のおかげでサビ以外の歌詞も当時はすらすらと気持ちよく歌えたし、英語がさっぱり話せず「YESとNO」だけで乗り切っていた生活が一変した。
気持ちが軽くなったお陰で、この時を境に皆んなとの距離が無くなった。

そういえば、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドに行った時も、スパイダーマンのアトラクションの待ち時間にQUEENの「We Will Rock You」が流れてみんなで曲に合わせて歌いながら手拍子と足拍子。
それは10分以上におよび、ショータイムには私はクタクタだったが、いい感じに肩があったまった勢いで大騒ぎできた。

そして私はこの興奮を先に味わってから、日本のユニバーサルスタジオ・ジャパンのスパイダーマンのゾーンで拍子抜けする。

え?We Will Rock Youせんの?

ここは世界共通ではないらしい。
そのかわりエアロスミスは流れた。
ただ、スパイダーマンでエアロスミスが流れると、ボーカルのスティーブン・タイラーとグリーン・ゴブリンの役で出演したウィレム・デフォーが記憶の中で混ざってしまう。
フォルムがね、あの砂漠のトカゲみたいな感じが似てますねん。

先日、バスケの千葉ジェッツが東アジアリーグで優勝した。
私の推しのチームなので大喜びしながら、Xで次々と上がる祝福コメントや、選手の投稿に「いいね!」しまくっていた。

その時、最推しの富樫勇樹選手がInstagramのストーリーズに投稿してくれた動画が、誰があげた動画や写真よりじわっと胸を熱くした。
それは試合会場から帰るバスの中で、外国籍選手が気持ち良さそうにQUEENの「We Are The Champions」を熱唱している動画だった。
空気、表情、掠れた笑い混じりの歌声に優勝の臨場感を時と場所を超えて感じれた時間だった。

世界中から人が集まる場所で使用されるのは、それだけ世界で愛されている証拠。

さぁ、千葉ジェッツはこれから日本のさいたまスーパーアリーナで天皇杯ファイナル!
2回目のWe Are The Champions期待してるぞ!

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