サイモン

サイモン

マガジン

  • ケーキ53次

    甘い食べ物は、人を幸せにします。 甘い食べ物を肴に妄想に浸るのが、私の幸せな時間です。 (店選びはnyao's funclubさん等の記事を参考にしてます)

  • お気に入りの曲

最近の記事

巣鴨

JR山手線巣鴨駅。おばあちゃんの原宿と呼ばれるこの街の見所はこちら。 ・巣鴨信金が本気だしてる ・南口はおじいちゃんの歌舞伎町 ・髪型の選択肢を絞ってくる散髪屋 ・1日中プレスリー ・ゆるキャラすがもん そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のヨシノリアサミ。去年開店。店内はコウノトリがいっぱいで可愛い。店員さんもかんじのいい人ばかり。ケーキは、良い意味で、いなたいかんじ。生地はややもっそり。味は気張らず自然体。パフェやアイスが美味しいらしいので、夏にまた来た

    • 「君は誰?」と聞かれたら、どんな風に答えようかな。

      #天知聡子/大人になんてならないよアニソンベスト盤は、大人買いの象徴ですね。本作はお値段たったの6,000円。一家に1枚どうぞ。 エスパー真美や奇天烈大百科なんて、名曲の宝庫だと思います。 けどこのベスト盤の真価は、権利関係が揉めて杯盤になった「オバケのQ太郎」の曲が収録されている事にあります。 本曲を聴く前に抑えておくべき事実は以下3点。 ① オバQがブームになったのは1960年代 ② この曲が主題歌になった1980年代のアニメは、そのリバイバル版 ③

      • 国立

        JR中央線国立駅。東京駅から西へ45分。並木道が素敵な南口の見所はこちら。 ・一橋大学。今年の学園祭キャッチフレーズは『祭能開花』。 ・煙草専門店サンモーク。キャッチフレーズは『ないものはない』。看板右上に控えめに ・公衆電話と赤ポスト ・ゆるキャラ そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のレ アントルメ。店内ははやクリスマス一色の多幸感。いいですねー。フレジエとかサントノレとかも置いてる。近所にあったら嬉しいかんじのお店。実際、ひっきりなしに

        • 西日暮里

          JR山手線日暮里駅。成田空港から1番近い山手線。どこか下町情緒のあるこの町の見所はこちら。 ・都内屈指の繊維卸街 ・集積規模が大きすぎて、ゆるキャラが3匹 ・繊維街の一大帝国、トマト ・カレーうどんが名物だったのに、あえてカレーうどんを終了したロックなうどん屋、あかう 実は、日暮里駅構内の施設ecuteは、ケーキ好きには是非お勧めしたい場所。たまに催事で名店が出店。そこで買ったケーキを、施設内のコーヒー屋ですぐに食べられるのです。 今回は南浦和の

        マガジン

        • ケーキ53次
          12本
        • お気に入りの曲
          15本

        記事

          少しずつドヤ顔に見えてくる/Janis Joplin/Mercedes Benz

          おぉ主よ、叶えたもれ ベンツおくれ わが胞輩は こぞりて ポルシェ乗れかし 働きづめの毎日 誰の助けも借りず 我、神を愛す 御心のままに 神様あなたも私好きでしょ? だから神サマ、叶エタマヘ メルセデスベンツ なんというアホな歌詞でしょう。 これには牧師さんも思わずニッコリ怒り笑い。 冒頭の台詞も効いてます。 I’d like to do a song of great social and political import. いわゆる前フリですね。この曲はバックバン

          少しずつドヤ顔に見えてくる/Janis Joplin/Mercedes Benz

          大山

          東武東上線大山駅。池袋から5分、適度な庶民さと仄かな猥雑さがブレンドされたこの町の見所はこちら。 ①闇の深い本屋。店頭にこけしの山 ②確信犯の鶏肉店。産地が鳥取の大山 ③50年サンドイッチ作ってる老舗 ④ 上陸中のメガ熟女 そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のマテリエル。どのケーキも色々な素材を組み合わせてるのが面白い。洋梨vs栗とか、ピスタチオvsチェリーとか。まるで余白を白く残さない絵画。けど、例えば家の壁紙とかと同じで、背景には多少の色味があったほうが

          モンブラン

          秋といえは栗。寒くなると出回ってくるモンブランは、もはや季語の1つですね。備忘を兼ねて今年のベスト7を書き込みします。 ①ラヴィエイユフランス(千歳烏丸)土台はタルト、中にホワイトチョココーティングしたメレンゲとか、かなりの変化球。この店のストロングポイントは古典的焼き菓子で、その持ち味を活かしきってる。 ②ラプレシューズ(四ツ谷)メレンゲ土台の上に和栗ペーストと生クリームのみのシンプルイズベストスタイル。ほっくり和栗の繊細な味を堪能するには最適解。ぐうの音も出ない。

          モンブラン

          【ケーキ七不思議】ケーキは誰のものか

          自由が丘に、その名も『モンブラン』という店がある。戦前日本で初めてモンブランを出した店。フランスのモンブラン山に一目惚れしたシェフが、現地の市長さんに名前を使うお墨付きをもらった上で、フランスのモンブランを日本風にアレンジしたとこのと。和栗の黄色いクリームがかわいい。 世界で初めてモンブランを出した店は、フランスの『アンジェリーナ』。1984年に日本進出している。こちらは洋栗の茶色が渋い佇まい。あとめっちゃでかい。 始祖の店に比べると、東京のケーキ屋のモンブラ

          【ケーキ七不思議】ケーキは誰のものか

          【ケーキ七不思議】ケーキ屋は誰のものか

          高円寺編の『ラレーヌ』の謎の続報。店の人に直接聞いてみたところ、東高円寺のラレーヌ跡と現ラレーヌは、特に関係はないのではとのこと。ほんとかなぁ。ラレーヌをめぐる時系列も調べてみた。 ①2007ラレーヌ設立(本間シェフ)→②2008週刊文春ロールケーキランキング1位→③2011ジュンホンマ吉祥寺開店→④2012ラレーヌ三越恵比寿進出→⑤2013ラレーヌ、泉屋(クッキーの老舗)傘下入り→⑥2014ジュンホンマ高円寺進出→⑦2014ラレーヌ新チーフシェフ就任→今ココ うーんこ

          【ケーキ七不思議】ケーキ屋は誰のものか

          【ケーキ七不思議】夜とケーキ

          Mr.Childrenが主題歌だった数多いドラマの中でも、深夜まで営業しているケーキ屋を舞台にした『西洋骨董洋菓子店』は、特に印象に残っている人が多いかもしれない。このドラマ、挿入歌がとにかくミスチル尽くしだったので。 この話は、元ネタになった店が実在する。JR阿佐ヶ谷南口の『シュガーローゼ』。閉店時間はなんと午前2時。手作り感溢れる大ぶりなケーキは、夜中にみても元気とよだれがでる。南口で食べ飲みした帰り道、何度ここに誘惑されたことか。 それにしても、アーケード商

          【ケーキ七不思議】夜とケーキ

          【ケーキ七不思議】東京進出とは

          小学校の社会科見学は、町工場見学だった。クラス全員は入りきらないので、5~6人のグループに分かれて話を聞きにいったような記憶がある。 東大阪市。小さい頃過ごした町は、ものづくりエリアの近く。それこそケーキ屋くらいの倉庫群や工場が立ちならぶ町並みは、原風景の一つだ。 ちなみに市議会では自民党がマイノリティー。共産党が推す市長が当選する土地柄だったりする。 市役所があるのは荒本という、いわゆる再開発エリア。20年位前にカルフールや府立図書館ができて、後に市役所も移転した。高

          【ケーキ七不思議】東京進出とは

          【ケーキ七不思議】名前をつけてやる

          仕事の悩みが一つある。海外のスタッフと英語でやりとりする機会が多いのに、自分の名前を有効活用できていない。なんとなく自己紹介を日本のノリでやってしまったせいで、呼称が海外っぽいSaimon-sanではなく苗字で定着してしまっている。どうやって切り替えよう。。 名前といえば、この世にケーキ屋の名前は、およそ2種類しかない。 個人名か。もしくは、それ以外か。 個人名のほうは極めて明快だ。サダハルアオキ、トシヨロイヅカ、イナムラショウゾウ。イデミスギノ、ジュンホンマ。リ

          【ケーキ七不思議】名前をつけてやる

          【ケーキ七不思議】ケーキに著作権はあるのか

          神楽坂下少し西の隠れ家的な立地にある、飯田橋のアグネスホテル。隣接するケーキ屋『ル・コワンヴェール』は、押しも押されぬ名店である。 その立役者のシェフが、去年、満を持して独立。都営三田線春日駅前にオープンした『アヴランシュ・ゲネー』は、今をときめく注目店である。 ということで、2つの店の看板商品は、モロにかぶっている。『ルナール』(仏語で"狐")、『タルトリュバーブ』(西洋フキのタルト)、『ヴィオレ』(スミレフレーバー)などなど。積乱雲みたいな造形がユニークなタル

          【ケーキ七不思議】ケーキに著作権はあるのか

          【ケーキ七不思議】この店は何だ?

          メトロ東高円寺駅の商店街の端に、ずっと放置された店舗跡。バーカウンターやショーケースがほんのり見える。 最近気づいたけど、これ、JR高円寺南口のケーキ屋『ラレーヌ』の旧店舗じゃないかと。 ラレーヌ。昔は有名店だったらしい。しかし看板シェフが吉祥寺で独立。あろうことか、その『ジュンホンマ』は、2014年に2号店をラレーヌと同じJR高円寺南口に出店。駅前すぐの一等地している。今ラレーヌは、雑誌で見ることはまずない。 なぜ旧店舗は片付もされず放置状態なのか。ラ

          【ケーキ七不思議】この店は何だ?

          Flipper's Guitar/カメラ!カメラ!カメラ!

          若さは、不遜だ。この世の全てに伍するような全能感に満ち満ちているから。 若さは、不完全だ。未完成ではない。途中経過であるつもりは毛頭ないから。 不遜さと不完全さは、美しい。若さは、いつかなくなってしまうものだから。 Flippers Guitarの歌詞は、若さゆえの狂騒感やらもどかしさを、めいっぱい湛えています。 “嘘をついた でまかせ並べた やけくその引用句なんて!” “好きなだけ恋の夢をみて 勝手にキスして泣いて” “花束をかきむしる 世界は僕のものなのに!” 青春

          Flipper's Guitar/カメラ!カメラ!カメラ!

          救いようがないくらい救われてる/The Smith/There Is A Light That Never Goes Out

          前回のアメリカのJohnさんに続き、今回はイギリスのSmithさん。どちらも超ベタな名前ですが、前者のファミリーネームが“Legend”なのに対し、後者は潔く“The Smith”という。。 このバンドの特徴の一つは、過激で自己憐憫まみれの世界観の歌詞です。 “Take me out tonight Where there’s music and there’s people And they’re young and alive.” “Driving in your ca

          救いようがないくらい救われてる/The Smith/There Is A Light That Never Goes Out