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ケーキ53次

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甘い食べ物は、人を幸せにします。 甘い食べ物を肴に妄想に浸るのが、私の幸せな時間です。 (店選びはnyao's funclubさん等の記事を参考にしてます)
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巣鴨

巣鴨

JR山手線巣鴨駅。おばあちゃんの原宿と呼ばれるこの街の見所はこちら。

・巣鴨信金が本気だしてる

・南口はおじいちゃんの歌舞伎町

・髪型の選択肢を絞ってくる散髪屋

・1日中プレスリー

・ゆるキャラすがもん

そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のヨシノリアサミ。去年開店。店内はコウノトリがいっぱいで可愛い。店員さんもかんじのいい人ばかり。ケーキは、良い意味で、いなたいかんじ。生地はや

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国立

国立

JR中央線国立駅。東京駅から西へ45分。並木道が素敵な南口の見所はこちら。

・一橋大学。今年の学園祭キャッチフレーズは『祭能開花』。

・煙草専門店サンモーク。キャッチフレーズは『ないものはない』。看板右上に控えめに

・公衆電話と赤ポスト

・ゆるキャラ

そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のレ アントルメ。店内ははやクリスマス一色の多幸感。いいですねー。フレジエとか

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西日暮里

西日暮里

JR山手線日暮里駅。成田空港から1番近い山手線。どこか下町情緒のあるこの町の見所はこちら。

・都内屈指の繊維卸街

・集積規模が大きすぎて、ゆるキャラが3匹

・繊維街の一大帝国、トマト

・カレーうどんが名物だったのに、あえてカレーうどんを終了したロックなうどん屋、あかう

実は、日暮里駅構内の施設ecuteは、ケーキ好きには是非お勧めしたい場所。たまに催事で名店が出店。そ

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大山

大山

東武東上線大山駅。池袋から5分、適度な庶民さと仄かな猥雑さがブレンドされたこの町の見所はこちら。

①闇の深い本屋。店頭にこけしの山

②確信犯の鶏肉店。産地が鳥取の大山

③50年サンドイッチ作ってる老舗

④ 上陸中のメガ熟女

そんな町の目玉は、なんといってもケーキ屋のマテリエル。どのケーキも色々な素材を組み合わせてるのが面白い。洋梨vs栗とか、ピスタチオvsチェリーとか。まるで余白を白く

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モンブラン

モンブラン

秋といえは栗。寒くなると出回ってくるモンブランは、もはや季語の1つですね。備忘を兼ねて今年のベスト7を書き込みします。

①ラヴィエイユフランス(千歳烏丸)土台はタルト、中にホワイトチョココーティングしたメレンゲとか、かなりの変化球。この店のストロングポイントは古典的焼き菓子で、その持ち味を活かしきってる。

②ラプレシューズ(四ツ谷)メレンゲ土台の上に和栗ペーストと生クリームのみのシンプルイ

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【ケーキ七不思議】ケーキは誰のものか

【ケーキ七不思議】ケーキは誰のものか

自由が丘に、その名も『モンブラン』という店がある。戦前日本で初めてモンブランを出した店。フランスのモンブラン山に一目惚れしたシェフが、現地の市長さんに名前を使うお墨付きをもらった上で、フランスのモンブランを日本風にアレンジしたとこのと。和栗の黄色いクリームがかわいい。

世界で初めてモンブランを出した店は、フランスの『アンジェリーナ』。1984年に日本進出している。こちらは洋栗の茶色が渋い

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【ケーキ七不思議】ケーキ屋は誰のものか

【ケーキ七不思議】ケーキ屋は誰のものか

高円寺編の『ラレーヌ』の謎の続報。店の人に直接聞いてみたところ、東高円寺のラレーヌ跡と現ラレーヌは、特に関係はないのではとのこと。ほんとかなぁ。ラレーヌをめぐる時系列も調べてみた。

①2007ラレーヌ設立(本間シェフ)→②2008週刊文春ロールケーキランキング1位→③2011ジュンホンマ吉祥寺開店→④2012ラレーヌ三越恵比寿進出→⑤2013ラレーヌ、泉屋(クッキーの老舗)傘下入り→⑥201

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【ケーキ七不思議】夜とケーキ

【ケーキ七不思議】夜とケーキ

Mr.Childrenが主題歌だった数多いドラマの中でも、深夜まで営業しているケーキ屋を舞台にした『西洋骨董洋菓子店』は、特に印象に残っている人が多いかもしれない。このドラマ、挿入歌がとにかくミスチル尽くしだったので。

この話は、元ネタになった店が実在する。JR阿佐ヶ谷南口の『シュガーローゼ』。閉店時間はなんと午前2時。手作り感溢れる大ぶりなケーキは、夜中にみても元気とよだれがでる。南口で食

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【ケーキ七不思議】東京進出とは

【ケーキ七不思議】東京進出とは

小学校の社会科見学は、町工場見学だった。クラス全員は入りきらないので、5~6人のグループに分かれて話を聞きにいったような記憶がある。
東大阪市。小さい頃過ごした町は、ものづくりエリアの近く。それこそケーキ屋くらいの倉庫群や工場が立ちならぶ町並みは、原風景の一つだ。
ちなみに市議会では自民党がマイノリティー。共産党が推す市長が当選する土地柄だったりする。

市役所があるのは荒本という、いわゆる再

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【ケーキ七不思議】名前をつけてやる

【ケーキ七不思議】名前をつけてやる

仕事の悩みが一つある。海外のスタッフと英語でやりとりする機会が多いのに、自分の名前を有効活用できていない。なんとなく自己紹介を日本のノリでやってしまったせいで、呼称が海外っぽいSaimon-sanではなく苗字で定着してしまっている。どうやって切り替えよう。。

名前といえば、この世にケーキ屋の名前は、およそ2種類しかない。
個人名か。もしくは、それ以外か。

個人名のほうは極めて明快だ。サ

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【ケーキ七不思議】ケーキに著作権はあるのか

【ケーキ七不思議】ケーキに著作権はあるのか

神楽坂下少し西の隠れ家的な立地にある、飯田橋のアグネスホテル。隣接するケーキ屋『ル・コワンヴェール』は、押しも押されぬ名店である。

その立役者のシェフが、去年、満を持して独立。都営三田線春日駅前にオープンした『アヴランシュ・ゲネー』は、今をときめく注目店である。

ということで、2つの店の看板商品は、モロにかぶっている。『ルナール』(仏語で"狐")、『タルトリュバーブ』(西洋フキのタルト

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【ケーキ七不思議】この店は何だ?

【ケーキ七不思議】この店は何だ?



メトロ東高円寺駅の商店街の端に、ずっと放置された店舗跡。バーカウンターやショーケースがほんのり見える。

最近気づいたけど、これ、JR高円寺南口のケーキ屋『ラレーヌ』の旧店舗じゃないかと。

ラレーヌ。昔は有名店だったらしい。しかし看板シェフが吉祥寺で独立。あろうことか、その『ジュンホンマ』は、2014年に2号店をラレーヌと同じJR高円寺南口に出店。駅前すぐの一等地している。今ラレーヌ

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