- 運営しているクリエイター
記事一覧
【ケーキ七不思議】ケーキは誰のものか
自由が丘に、その名も『モンブラン』という店がある。戦前日本で初めてモンブランを出した店。フランスのモンブラン山に一目惚れしたシェフが、現地の市長さんに名前を使うお墨付きをもらった上で、フランスのモンブランを日本風にアレンジしたとこのと。和栗の黄色いクリームがかわいい。
世界で初めてモンブランを出した店は、フランスの『アンジェリーナ』。1984年に日本進出している。こちらは洋栗の茶色が渋い
【ケーキ七不思議】ケーキ屋は誰のものか
高円寺編の『ラレーヌ』の謎の続報。店の人に直接聞いてみたところ、東高円寺のラレーヌ跡と現ラレーヌは、特に関係はないのではとのこと。ほんとかなぁ。ラレーヌをめぐる時系列も調べてみた。
①2007ラレーヌ設立(本間シェフ)→②2008週刊文春ロールケーキランキング1位→③2011ジュンホンマ吉祥寺開店→④2012ラレーヌ三越恵比寿進出→⑤2013ラレーヌ、泉屋(クッキーの老舗)傘下入り→⑥201
【ケーキ七不思議】夜とケーキ
Mr.Childrenが主題歌だった数多いドラマの中でも、深夜まで営業しているケーキ屋を舞台にした『西洋骨董洋菓子店』は、特に印象に残っている人が多いかもしれない。このドラマ、挿入歌がとにかくミスチル尽くしだったので。
この話は、元ネタになった店が実在する。JR阿佐ヶ谷南口の『シュガーローゼ』。閉店時間はなんと午前2時。手作り感溢れる大ぶりなケーキは、夜中にみても元気とよだれがでる。南口で食
【ケーキ七不思議】東京進出とは
小学校の社会科見学は、町工場見学だった。クラス全員は入りきらないので、5~6人のグループに分かれて話を聞きにいったような記憶がある。
東大阪市。小さい頃過ごした町は、ものづくりエリアの近く。それこそケーキ屋くらいの倉庫群や工場が立ちならぶ町並みは、原風景の一つだ。
ちなみに市議会では自民党がマイノリティー。共産党が推す市長が当選する土地柄だったりする。
市役所があるのは荒本という、いわゆる再
【ケーキ七不思議】名前をつけてやる
仕事の悩みが一つある。海外のスタッフと英語でやりとりする機会が多いのに、自分の名前を有効活用できていない。なんとなく自己紹介を日本のノリでやってしまったせいで、呼称が海外っぽいSaimon-sanではなく苗字で定着してしまっている。どうやって切り替えよう。。
名前といえば、この世にケーキ屋の名前は、およそ2種類しかない。
個人名か。もしくは、それ以外か。
個人名のほうは極めて明快だ。サ
【ケーキ七不思議】ケーキに著作権はあるのか
神楽坂下少し西の隠れ家的な立地にある、飯田橋のアグネスホテル。隣接するケーキ屋『ル・コワンヴェール』は、押しも押されぬ名店である。
その立役者のシェフが、去年、満を持して独立。都営三田線春日駅前にオープンした『アヴランシュ・ゲネー』は、今をときめく注目店である。
ということで、2つの店の看板商品は、モロにかぶっている。『ルナール』(仏語で"狐")、『タルトリュバーブ』(西洋フキのタルト
【ケーキ七不思議】この店は何だ?
メトロ東高円寺駅の商店街の端に、ずっと放置された店舗跡。バーカウンターやショーケースがほんのり見える。
最近気づいたけど、これ、JR高円寺南口のケーキ屋『ラレーヌ』の旧店舗じゃないかと。
ラレーヌ。昔は有名店だったらしい。しかし看板シェフが吉祥寺で独立。あろうことか、その『ジュンホンマ』は、2014年に2号店をラレーヌと同じJR高円寺南口に出店。駅前すぐの一等地している。今ラレーヌ