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価値観の違いとは何ぞや?

夫婦の離婚や恋人と別れる理由として不動の地位「価値観の違い」。
そもそも価値観とはなんだろう?

恋愛経験が多いわけではないが、自分の考える価値観とは
「すり合わせるもの」
人の価値観がそれぞれ違うのは当たり前のことだし。
まったく同じ価値観を持った人に巡り合うことは非常に難しい。

さらに価値観は時間や経験ともに変わっていくこともある。
特に結婚は、昭和以前のように「結婚は家と家がするもの」という価値観も薄らいでいる現代において、ある程度価値観があっている相手と結婚に踏み切るだろう。

それが衣食住を共にする家庭生活を送る中で、お互いの価値観が少しずつ変わりズレが生じてくる。そのズレに気づかず対策をしないままいると、突然土砂崩れを起こしまうのだろう。

だからこそ、価値観は定期的にすり合わせを行う必要がある。
一方がAという価値観、もう一方がBという価値を持っていたとして、
これをどちらか一方に合わせるという形になるとどちらかが自分の意志を
押し殺して我慢することになる。
これが繰り返され行けば、不満が溜まり、あるとき噴火する。
お互いの価値観を尊重したCという代替案を出れば、こういった不満は溜まりにくい。
例えると、今日の夕食の献立を決めるとき、Aはハンバーグがいい、Bはカレーがいいとする。両方別々の献立を作るのは手間がかかるし、別々の献立で食卓は一緒というのもしこりがある時間を過ごすことになる。
そこで代替案Cとしてハンバーグカレーにすればお互いの意思は尊重されるし、食卓を囲う時間もスムーズになる。

自分自身はこれまでの恋愛を振り返ると、このすり合わせがうまくできていなかった。
特に一番長く続いたパートナとはこれができていないことが破綻に繋がったのではないかと思っている。

20代の恋愛の価値観は
「ベタベタしたり依存し合う関係は嫌い。普段はお互い好きなことをして過ごして週末は恋人らしく過ごす」
というものだった。

パートナーにもきちんとそれを伝えて、そこからスタートした。
そのためパートナーが自分と会わない休日どこでなにをしているのかも知らなかったし、興味もなかった。
当然、ケンカもほとんどなかった。

しかし、ある時、いとこの家に遊びに行った際、子育てに奮闘している親戚から旦那さんの尊敬しているところを話してくれ、旦那さんからはいとこの尊敬しているところ話してくれた。なにより会話がすごく多いことに驚いた。

そこでふと思う。
「自分はこのくらいパートナーのことを誰かに話せるのかな?」
「パートナーと一緒にいてこんなに会話していたかな?」

カミングアウトはしていないため、話すことはないだろうけど、
万が一そういう場面が来たときにはどうパートナーのことを話すのだろう。
会話が少なくても信頼関係を築いているカップルもたくさんいるだろうけど、胸を張って言えるだろうか

その場面は意外と早くきた。マッチングアプリで友達募集した時にリアルした人から「相方さんってどういう人?どういうところが好きなの?」と聞かれ、しばらく答えに詰まってしまった。

え!?自分こんなに相手のこと知らなかったんだと愕然。
個人の時間を尊重にするというのは大切なことだけど、同時にそれは相手のことを知る機会を失っているということなのだと実感した。
長く付き合っているから相手のことを知ったような気になっていたが、
お互いのことを知る場面はそんなに多くなかったと気づかされた。

そこから取り戻そうとしても、すでに形ができているものを変えていくのは困難なことだと痛感した。なぜなら、パートナーは今の形のままででいいと思ったのだから。

価値観のすり合わせは付き合い始めからすこしずつやることをオススメする。そのために必要なのはコミュニケーションだ。
ケンカになったり多少気まずくなることを恐れず(頻度が多いとそれはそれで問題だが…)、きちんとすり合わせを行うことが恋愛や結婚が長く続くコツだと思う。
   
婚活を通して、そういう「価値観のすり合わせ」ができる人とめぐりあいたい。

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