もい

思いついた小話。読んだ本や見た映画の感想。

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思いついた小話。読んだ本や見た映画の感想。

記事一覧

1/25 ムーミンカフェと

 2月末に株式会社ベネリックのムーミン事業のライセンスが終了し、同社が経営していた「ムーミンショップ」「ムーミンカフェ」「ムーミンスタンド」がそれぞれ全店閉店と…

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1年前

療育園のでかいエピ

長男の通う療育園には、小エビが10匹ほど暮らす水槽がある。 もともとは、メダカと同棲していたが、エビが同居魚を食い尽くしたらしい。メダカがいなくなった後、園の人た…

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1年前

第1回商業BLプレゼン会 作品まとめ

2021/1/21 21時〜翌1時 ◎KEYさんおすすめ ⚫︎イチオシ ⇨てぃえこさんへオススメ ⇨ととさんにオススメ https://www.amazon.co.jp/それから、君を考える-Canna-Comi…

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3年前

『トム・アット・ザ・ファーム』('15.10.26)
しゃぶりつくほど面白い映画だった。痛いほどスリル。脚本演出が意図を持ってることが映像から分かるから、監督が天才と言われるのもなんとなく分かる。仏映画難しい!『マイマザー』も借りてこよう。

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8年前
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筒井康隆『おれに関する噂』('15.9)
短編は、なんとなく男性主人公である方が面白いという仮定が生まれた。時代感覚がうやむやになるのも、味が濃い素材も、絵本のよう。

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8年前

平岡夢明『いま、殺りにゆきます』('16.1.2)
胸糞小ネタ集。どこを歩いていようが後ろが気になる。読み終わった日の夜に、買い出しを頼まれ、近所のファミマまで往路復路どちらも全速力で走った。無駄に影響を受ける性格なのに、なんで読んでしまったんだろう。

もい
8年前

映画感想『トゥルーマン・ショー』('15.12.28)

どこまでも、このハッピーエンドさえも作られたもので、素直に喜んだ後にもやもやしたものが残る。お話は作られたものだ、ということがとても残酷に思えた。消費者側の意思…

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8年前

リップクリームの旅 上

#短編 #小説 #思いつき ドラッグストアで買える、100円のリップクリーム。そいつは田中勇吾のズボンに入っていた。カーキ色のズボンは数日前、無惨に脱ぎ捨てられ洗濯物…

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8年前
1

自分の溜まった仕事や不安ごとを消化するのが苦手だ。なんとなくで先延ばしにしてしまう。今日はいつもより3時間ほど早く起きた。するとどうだ、スイスイ行動できる。あれだけ渋っていた奴と同じ人間とは思えない行動力だ。我ながらあっぱれ。早起きあっぱれ。

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9年前

続「リアルスティール」映画としては、お父さんがもっと人間的に成長するのを期待する観客は多いけど、物語1つで劇的に変われる人間は怖い。悪い方向に向いていたチャーリーの人生が、少しだけ上向きになっただけでも良いじゃん。広げた風呂敷を全て包むことは、人生において絶対必要なものじゃない!

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9年前

「リアルスティール」6/22
胸に熱いものを残してくれたサイコーの映画!ロボのガチンコ体当たり、パトスほとばしる!愚直な親父が感情直結型でバカもかなりしでかすけど嫌いになれないのは、似てる人の元で育ったからか...(これを「三丁目の夕日」現象とする。)

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9年前

「月が綺麗ですね」考察

自転車での走行に対する罰則が厳しくなったので、きりりと緊張した心持ちでアルバイト先から帰ってきた。 従業員入り口から出て、真っ先に見えた月がとても綺麗であった。…

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9年前

「私の男」の映画の構成は完全に改悪。

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9年前

『きみはポラリス』
巻末の解説が本当に嫌いな類のもので、読後の気持ち良さが吹き飛んだ。中◯うさぎを嫌いになるには十分のインパクトだった。内容としては、「タネ」の面白さで、話の筋としての構築不足を補うような形になっていたように感じる。短編はネタが面白ければ、それなりに楽しい。

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9年前

『キル・ユア・ダーリン』思ってたよりゲイを押してくる感じではなく、プラトニックで、どちらかといえば『スタンドバイミー』のような特別視に近いと思った。結果を描いているストーリーだから、ここに至るまでの経緯が想像できて面白い。彼の作品集を読んでみたら、また別の印象を受けるかもしれん。

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9年前
1

(500)日のサマー ('15.03.17)
心が痛い。運命は、過去が自分の中で納得のいく形になって初めて分かるのだ。だから本当の意味での運命は、あるのかもしれないし、無いのかもしれない。ただ、サマーが特別、不思議ちゃんなわけでは無いと思う。

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9年前
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1/25 ムーミンカフェと

1/25 ムーミンカフェと

 2月末に株式会社ベネリックのムーミン事業のライセンスが終了し、同社が経営していた「ムーミンショップ」「ムーミンカフェ」「ムーミンスタンド」がそれぞれ全店閉店となる。
 日本国内のムーミン事業については別会社が継続して行うことで、安心した、という声もあった。

 私は、安心も何も無いポッカリ感の中にいる。
 ムーミンを好きになったのは平成アニメからで、グッズを集め始めたのが中学から。スカイツリーが

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療育園のでかいエピ

長男の通う療育園には、小エビが10匹ほど暮らす水槽がある。
もともとは、メダカと同棲していたが、エビが同居魚を食い尽くしたらしい。メダカがいなくなった後、園の人たちの飼育意欲が減ったのか、最近の水槽は緑がかっている。

全体のエビの数も最初に見た時から、かなり増えていて、大家族はいつも水草の周りをポンプの近くで忙しなく泳いでいる。
最古参のエビは、他の個体の2倍大きい。体の色も濃く、フライにすると

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第1回商業BLプレゼン会 作品まとめ

2021/1/21 21時〜翌1時

◎KEYさんおすすめ

⚫︎イチオシ

⇨てぃえこさんへオススメ

⇨ととさんにオススメ

https://www.amazon.co.jp/それから、君を考える-Canna-Comics-小松/dp/4829685697

(not BL)

https://www.amazon.co.jp/北北西に曇と往け-1巻-ハルタコミックス-入江-亜季/dp/404

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『トム・アット・ザ・ファーム』('15.10.26)
しゃぶりつくほど面白い映画だった。痛いほどスリル。脚本演出が意図を持ってることが映像から分かるから、監督が天才と言われるのもなんとなく分かる。仏映画難しい!『マイマザー』も借りてこよう。

筒井康隆『おれに関する噂』('15.9)
短編は、なんとなく男性主人公である方が面白いという仮定が生まれた。時代感覚がうやむやになるのも、味が濃い素材も、絵本のよう。

平岡夢明『いま、殺りにゆきます』('16.1.2)
胸糞小ネタ集。どこを歩いていようが後ろが気になる。読み終わった日の夜に、買い出しを頼まれ、近所のファミマまで往路復路どちらも全速力で走った。無駄に影響を受ける性格なのに、なんで読んでしまったんだろう。

映画感想『トゥルーマン・ショー』('15.12.28)

どこまでも、このハッピーエンドさえも作られたもので、素直に喜んだ後にもやもやしたものが残る。お話は作られたものだ、ということがとても残酷に思えた。消費者側の意思は、市場を左右し、売り物に影響を及ぼす。でも、人間は、それ自身の持つ自由を束縛されてはならないんだな。

もしかしたら、自分もトゥルーマンなのかもしれない。『トゥルーマン・ショー』を見るトゥルーマン、すごく馬鹿っぽい。テレビの前は笑いの渦だ

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リップクリームの旅 上

#短編 #小説 #思いつき

ドラッグストアで買える、100円のリップクリーム。そいつは田中勇吾のズボンに入っていた。カーキ色のズボンは数日前、無惨に脱ぎ捨てられ洗濯物の山に放り込まれた。部屋の主、山城志乃は彼のズボンやら自分の数日分の服が一緒くたになった山を抱え、洗濯機の中に詰め込んだ。

ゴウンゴウン。ピーピーピー。

山城は、それなりに綺麗になった洗濯物を一つずつ取り出し青い空にかざしてい

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自分の溜まった仕事や不安ごとを消化するのが苦手だ。なんとなくで先延ばしにしてしまう。今日はいつもより3時間ほど早く起きた。するとどうだ、スイスイ行動できる。あれだけ渋っていた奴と同じ人間とは思えない行動力だ。我ながらあっぱれ。早起きあっぱれ。

続「リアルスティール」映画としては、お父さんがもっと人間的に成長するのを期待する観客は多いけど、物語1つで劇的に変われる人間は怖い。悪い方向に向いていたチャーリーの人生が、少しだけ上向きになっただけでも良いじゃん。広げた風呂敷を全て包むことは、人生において絶対必要なものじゃない!

「リアルスティール」6/22
胸に熱いものを残してくれたサイコーの映画!ロボのガチンコ体当たり、パトスほとばしる!愚直な親父が感情直結型でバカもかなりしでかすけど嫌いになれないのは、似てる人の元で育ったからか...(これを「三丁目の夕日」現象とする。)

「月が綺麗ですね」考察

自転車での走行に対する罰則が厳しくなったので、きりりと緊張した心持ちでアルバイト先から帰ってきた。
従業員入り口から出て、真っ先に見えた月がとても綺麗であった。帰ったらTwitterに「月が綺麗ですよ」と投稿しよう。そう思いながら走る帰り道で、色々な考え事ができた。

⚫︎月が綺麗ですね、についてかの有名作家の口説き文句と言われているが、どういった意図を持っているのかを私は知らない。この無知を武器

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「私の男」の映画の構成は完全に改悪。

『きみはポラリス』
巻末の解説が本当に嫌いな類のもので、読後の気持ち良さが吹き飛んだ。中◯うさぎを嫌いになるには十分のインパクトだった。内容としては、「タネ」の面白さで、話の筋としての構築不足を補うような形になっていたように感じる。短編はネタが面白ければ、それなりに楽しい。

『キル・ユア・ダーリン』思ってたよりゲイを押してくる感じではなく、プラトニックで、どちらかといえば『スタンドバイミー』のような特別視に近いと思った。結果を描いているストーリーだから、ここに至るまでの経緯が想像できて面白い。彼の作品集を読んでみたら、また別の印象を受けるかもしれん。

(500)日のサマー ('15.03.17)
心が痛い。運命は、過去が自分の中で納得のいく形になって初めて分かるのだ。だから本当の意味での運命は、あるのかもしれないし、無いのかもしれない。ただ、サマーが特別、不思議ちゃんなわけでは無いと思う。