映画感想『トゥルーマン・ショー』('15.12.28)

どこまでも、このハッピーエンドさえも作られたもので、素直に喜んだ後にもやもやしたものが残る。お話は作られたものだ、ということがとても残酷に思えた。消費者側の意思は、市場を左右し、売り物に影響を及ぼす。でも、人間は、それ自身の持つ自由を束縛されてはならないんだな。

もしかしたら、自分もトゥルーマンなのかもしれない。『トゥルーマン・ショー』を見るトゥルーマン、すごく馬鹿っぽい。テレビの前は笑いの渦だったに違いない。

満足度 90%

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