子どもにはたくさんの「驚き」をあたえ「興味開発」をしてあげよう【育児哲学#7】
・驚きは「すでに知っているものとの差異」
・驚きしかない幼少期には、たくさん驚きをあたえてください
・「驚きと感動」が「興味」になり「チャレンジ」するか考え出します
驚きが有益であるのは、
それまで知らなかったことを
わたしたちに学ばせ「記憶」に
とどめさせることだ。
◆フランスの哲学者・数学者
デカルト『情念論』引用
人が何かに驚くときは、「異常さ」を感じたときである。たとえば、見たことのない深海魚の見た目に驚くのは、「自分が知っている魚」と比べて「異常さ」を感じるからであろう。驚きは「すでに知っているものとの差異」によって発生するものであり、同時に、新しく情報が更新されていくプロセスでもある。
物心ついた幼児には驚きしかない。
何もかも初めて見るものばかり。
驚きの連続で疲れてしまうので、お昼寝を毎日同じ時間にしっかりして、脳を休ませてあげましょう。脳内で初めて見た驚きの記憶を整理します。
うちの3才児も、初めての水族館でだいぶ興奮していろんなお魚を見るたびに驚きの連続でした。その後、2~3ヶ月立っても、そのときに見たお魚たちの話をしたり、夢で見た記憶も話してくれます。
なるべく新しい出会いを体験するときは、素敵な驚きになるように演出しましょう。事前にワクワクさせるようなストーリーを用意してあげると効果的です。
「もっと知りたい!」「やってみたい!」と人間が思う瞬間というのは、必ず心の中に「わあ!すごい!」という言葉があります。言い換えれば「驚きと感動」を味わった瞬間に、人はその対象をもっと知りたい、もっとかかわっていたいと思うようになるのです。
自分の興味の棚の引き出しに入った「驚きと感動」が、これから子どもの中で検討され、チャレンジするかどうか考えはじめます。
ただ、不意に起こる「不幸な驚き」もあります。衝撃が強すぎると「嫌い」になったりトラウマになってしまうかもしれません。
どこで「驚き」に出会うか、わからないところもあります。
ですが、見せたり体験させたりできることは積極的におこないましょう。こどもの好きや嫌いの判別も早いうちからできるでしょう。
子供の性格や好みの傾向など、いろいろな驚きによって作られていくのですが、親が嫌いだからといって子供も嫌いになって欲しいとは考えず、偏見のない判断をさせてあげましょう。
驚きによって、頭の中がどんどん更新されます。
もしかしたら、嫌いなものも大人になって素敵な出会いがあったら、好きなモノになるかもしれませんね。
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パパにもママにも子どもにも、
素敵な驚きがたくさん訪れますように。