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日本ほど恵まれた観光資源がある地方は無いのではないんでしょうか

夏は大自然のカナダでキャンプをしたり、山登りをしたりと、短い夏を楽しんでいます。しかし、カナダは少しダウンタウンから離れますと、何も無いです。ただ広く平原が広がる世界。地球はこんなに大きかったのかと実感はしますが、ドライブにはいささか刺激が足りません。車で移動しても、途中のパーキングエリアみたいな場所では、日本の様なご当地商品は存在しません。ティムホートンズというカナダ国内ならどこにでもあるコーヒショップ、スターバックス、マクドナルドなどが顔を揃えており、一般的なファーストフードがあるだけです。

日本の高速道路にある”サービスエリア”や国道沿いに構える”道の駅”は、その地域の看板でもあり、これでもかというぐらいにご当地商品が所狭しと置かれています。
地方にはそれぞれの郷土料理や伝統工芸があり、日本は地方ごとの観光資源に満ち溢れています。しかしそれをまた、観光資源として導き出しているのも日本の優秀な企業や、コミュニティー団体なのは確かだと感じています。今後更に世界は近くなり、様々な国々で新しい魅力が世界に発信される事だと思いますが、世界を見た時に、日本ほど恵まれた地方文化は持っている国はとても珍しいと、ここカナダでは特に感じます。

私はカナダに来てから、それこそ海外に拠点に置いてからは、日本は狭いと感じたことは何度もありました。ただこれほどまでに濃密で、文化がある国も世界の類に見ないと感じているのも事実です。地方ごとに特色のある文化、資源があり、その場所には住んでいる人がいて、小さいながらもコミュニティーが存在します。

世界は確かに広いですが、日本という美しい国を再発見する今日この頃です。


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