桐原冬夜

山歩き呟き人。農耕、焚火、たまにバイク。美しい自然にかかわる中でのよしなしごとを、そこ…

桐原冬夜

山歩き呟き人。農耕、焚火、たまにバイク。美しい自然にかかわる中でのよしなしごとを、そこはかとなく綴っていきます。あなたとは、テレビやラジオでお会いしているかもしれませんね。

最近の記事

フィールドレコーディングについて 最終回

前回はバイノーラル録音時の失敗談でした。 僕がバイノーラルに挑戦したのは、2014年頃。挑戦して、あっという間に挫折したわけです。挫折というより、他の方法を模索したのですね。 今日は録音後の編集についてお話しします。でも全く参考にはならないと思います。ごめんなさい。 音の定位 いわゆるバンドミュージックだったりすると、ボーカル・バスドラ・ベース・スネア等が中央で、なんてセオリーがあるわけですが、野外録音はこれが無い。 そもそも音楽は個別にモノラルで収録して、最終的に

    • フィールドレコーディングについて④

      「この素晴らしい自然の音を録音したい!」「この音を誰かに届けたい!」というのが、大体フィールドレコーディングの始まりなんだろうと思います。ネットで調べて、機材を揃えるところからスタートする。あるいは、手持ちの機材でまずやってみて、トライアンドエラーで自分なりのやり方をみつける。ま、いろいろ方法はあると思います。 今回は、「調べて試したら失敗しちゃった」件。 不測の事態②バイノーラル録音 少し前に流行りました。今もあります?バイノーラル録音。 人間が聴いている臨場感を再

      • フィールドレコーディングについて③

        立ち木や岩になりきる かつて僕は、いい音を撮るために、なるべく野鳥や獣を刺激しないように心がけていました。フィールドでは微動だにせず、長い時は12時間同じ場所で録音し続ける。そうすれば彼らは警戒心がなくなり、近くに来てくれるだろうと。 もうひとつ岩になりきる理由があるんですが、僕はレコーダーやマイクの近くで、ヘッドホンをつけながら録音します。自分の体とマイクが近いので、体を動かすと衣擦れの音が入るし、咳はダメ、なんなら呼吸しない、ぐらいの覚悟で長時間。目だけは動かせます。

        • フィールドレコーディングについて②

          前回の投稿から少し時間が空いてしまいました。スキが少しつきましたので続きをお話ししようと思いますが、同業者さまというか大先輩もそのなかにいらっしゃるようなので、僕ごときが偉そうなことを言うわけにもいかず。ですのでここは、フィールドレコーディング指南ではなく、初心者向けの?経験談的なお話しを軽ーくさせていただきます(小心者)。 ノイズ これ困るんです。ほんとうに。 自然界にはふんだんにノイズがあるようで、どんなマイクやレコーダーを使おうと、これが邪魔をする。屋外でご自分の

        フィールドレコーディングについて 最終回

          フィールドレコーディングについて

          そうかnoteってクリエイターらしいことを書かなきゃいけないのか。 ということで自己紹介第二弾です。 amazonエコー アレクサってご存じでしょうか。僕はそこに発表している二つのスキル、「おやすみの森」と「あの森の扉軽井沢」の制作者です。 たくさんの方々にご愛用いただいているようで、作ってよかったと思います。しかしアレクサに至るまでの道のりは、ほんとうに厳しいものでした。 「癒しの音」としてご利用いただこうと、様々なところへ売り込みに行ったものです。いろいろな反応が

          フィールドレコーディングについて

          肥料撒きはバルビゾン。

          今ぐらいはコシヒカリに穂肥をあげる時期です。稲が、よーし穂を出すぞーってやる気になってるところをサポートするのです。 しかしながら田んぼに入ると根を痛めてしまうので、畔から撒くことになります。でも田んぼは一反。10a。いくら昔ピッチャーだったからと言っても、中心部にまんべんなく投げ入れるのは容易ではありません。 そこで考えました。これは、アレだ。クロダイ釣りなんかでコマセを撒くやつ使えばいいんだ、と。 これです。まあ、柄杓ですね。 これ、その名も遠投柄杓。 早速使っ

          肥料撒きはバルビゾン。

          秘技。

          そろそろもち米が出穂する時期になりまして。 昨年はノーガードだったので、あっという間にスズメレストランになってしまったのです。 そう、スズメ達は実として固くなる前のお米ジュースが大好物なんだそうです。 知らなかったので、収量は散々でした。 …考えました。 天敵のヘビを導入すればいんじゃね? 流石に生きたヘビは無理なので、これで代用。 銀赤ギンギラテープ。 そんなモノスズメはすぐ慣れちゃうから効果無いよ? と近所の農業パイセンに笑われたんですが。 違うんです

          恐怖のウニウニ

          田んぼは小さな宇宙。 うちでは、完全無農薬・有機栽培でお米を作っています。この田んぼ、中干し後に水を入れたら、何やらウニウニと動くモノが。 (閲覧注意) 全長約10センチ。たまに水面にお尻だけ出して呼吸するみたいな動きを。 ! まーさかまさか、これは絶滅危惧種ゲンゴロウの幼虫ではないか? 狂喜乱舞して写真を撮り、ググってみたわけです。ゲンゴロウなんて、子供の頃に見たことあったかなあ?ぐらいの超レア生物ですから。 しかしどうも違う。「ガムシじゃないの?」とうちの奥

          恐怖のウニウニ

          梅雨明けしたので、自己紹介。

          2021年7月16日、関東甲信越は梅雨明けしました。 ヒグラシが鳴き始め、あ、そろそろ明けるかもーと思っていたら、やっぱりでした。梅雨明け宣言がされたと同時に、ニイニイゼミやらミンミンゼミも鳴き始めたのには驚きました。昆虫には季節の移り変わりが分かるのかもしれません。 夏の日差しを感じて気分が晴れやかになったので、なんかやるか、とnoteを選択。 申し遅れました。自己紹介です。 僕は桐原冬夜。「桐原冬夜の生録大自然の旅」というテレビ番組を制作しています。CS放送や全国

          梅雨明けしたので、自己紹介。