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Webデザイナーが実践する「課題解決力」UPのヒント!

株式会社Rabeeのtotoです🐝
デザイン・EC・マーケティングでの職務経験から得た、働きやすさに繋がるヒントをnoteに記していきたいと思います。

本日は「課題解決力」UPのために、日頃意識している事について書いてみました。


ビジネスパートナーとしての心構え

これまで、WEB制作やマーケティング支援を通じて、課題解決に取り組んできました。しかし、クライアントの中には、WEBサイトの作成やSNSアカウントの設立が目的化してしまうことがあります。

そのような場合、課題を整理し、本当に実現したいことを一緒に探り、具体的な提案に落とし込むことが重要です。単なるデザイナーの枠にとらわれることなく、ビジネスパートナーとして全体を俯瞰し、信頼と成果を得るために、日頃から課題解決力を鍛えることを心がけています。

今回は、課題解決力を高めるために、普段から意識している考え方をnoteにまとめました。

その打ち手、根拠はありますか?

まず、課題に対してなんとなく解決できそうな施策を当てるのは避けています。

例えば、「売上をアップするために新規顧客がほしいから、WEBサイトを作成する」といった施策がありますが、これは「新規顧客がほしい」に対して「WEBサイトを作成する」という打ち手が飛躍しています。
新規顧客は本当にWEBサイトを望んでいるのか、WEBサイトが新規顧客の獲得と売上の向上に結びつくのか、根拠となる情報が不足しているため、期待した効果が得られるか不安です。

この情報が不足している部分を補うことが、課題解決力の向上につながると考えています。

希望するWEBサイトの要素やイメージの方向性が決まっていればデザインは作れてしまいますが、目的を達成するための手段として機能するかを考える事が大切です。

課題解決力をUPする考え方

課題と施策の飛躍に気づくためには、日頃から課題解決を行う際に意識したい5つのSTEPがあります。

STEP1:ゴールの設定

まずは日頃ちょっと不便だな、時間がかかったな、ストレスに感じるなと思った事を挙げてみてください。
その解決をゴールとして設定します。

今回は、仕事でチームで動くことに課題感がある設定で進めます。

🏁 ゴール 🏁

WEB制作組織のコラボレーション力を向上させ、プロジェクトの効率と成果を高める。

※ 今回は抽象度の高いゴールになっていますが、具体的で定量的なゴールのほうが分析はしやすいです。

STEP2:課題や制約の特定

ゴールを目指すために望ましくない「現状」を洗い出します。
自分で洗い出せるだけリストアップしてみてもよいですが、チームメンバーなどの関係者も巻き込んで行うことをオススメします。
この段階では現状すでに起こっている「状況」や「状態」をリストアップしてみてください。

🚧 課題や制約の例 🚧

- 非対面コミュニケーションで話しかけにくい
- 誰がどの役割を担っているか分かない
- ツールやシステムの不備
- メンバーによってタスク量にばらつきがある
- 上流・下流の工程がわかっていない
- ゴールの根拠や具体的な数値・状態が把握できていない

STEP3:課題を掘り下げる

先に挙がった望ましくない状況がなぜ起こってしまうのか深掘りしてみます。その原因になっている事象や、その状況によって発生している事を考えてみましょう。

💡 深掘りの例 💡

「非対面コミュニケーションで話しかけにくい」のはなぜ?
① 話しかけるタイミングが分からない
② テキストコミュニケーションが苦手
③ 誰にメンションをすれば良いのか分からない
④ ツールの使い方が分からない
⑤ タイピングが苦手

「非対面コミュニケーションで話しかけにくい」状況が引き起こす出来事は?
① 報告や相談が遅れる
② メンバーが孤立感を感じやすくなる
③ タスクの進行状況やメンバーの作業状況を把握するのが難しい

このように深掘りしていくことで、コラボレーションを阻害するひとつの要因がどのような影響を与えているのか、どのように解決していけるのかを考えるヒントになります。

STEP4:解決策を考える

次に、深掘りした課題や制約を解決できそうな施策を考えます。
簡単に取り組める小さいものから、組織として取り組まなければいけない大掛かりなものまで出るかもしれませんが、重要度やコストを見ながら解決できるものから取り組みます。

📣 解決案の例 📣

① 話しかけるタイミングが分からない
→ 話しかけて良い状態が分かるようにする。例えばSlackでステータスを入力しておく、カレンダーの共有をする、など。
② テキストコミュニケーションが苦手
→ 過去に同じような事例がないか確認できるようにする。伝えたい事をAIに要約してもらい、文の体裁を整える、など。
③ 誰にメンションをすれば良いのか分からない
→ チームやプロジェクト内での役割分担を明確にし、いつでも確認できるようにする。
④ ツールの使い方が分からない
→ メンバーがよく使う機能を共有する。
⑤ タイピングが苦手
→ タイピング練習を必須にする。
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⑥ その他
→ 非対面コミュニケーションを減らす。出社日を作る。オンラインMTGを定期で設ける。
→ ①〜⑤の基準を満たす人材の採用や研修を取り入れる。

余談ですが、タイピング入力の速さは業務効率に直結するので、PCを使う方ならば訓練する事をおすすめします。特にリモートワークなどでテキストコミニュケーションの多い方は必須のスキルです!
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STEP5:影響力の大きい課題を見極める

こちらはSTEP4と前後した方が良い場合があります。
STEP2で洗い出したそれぞれの課題を掘り下げていくと、課題同士の相関関係が見えてきます。また深掘りを続ける事で根本の原因がわかります。
やみくもに解決施策に手を出すのではなく、影響力の大きい課題から解決するのがおすすめです。

影響力の大きい課題
相関関係の多い課題(複数の課題の原因となる)
根本の原因となる課題(課題のおおもととなる原因)

さいごに

今回は思考の癖づけを目的として、課題解決力をUPする考え方をまとめました。
課題解決力の高いビジネスパートナーになれるよう、今後も思考力を磨いていきたいと思います。
みなさまも、noteで紹介した5つのステップを、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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~ 番外編 ~

きちんとした理論で学びたい方に。本格的な課題の洗い出しや思考法を身に付けたい場合は下記もチェックしてみてください!

■ TOC理論
制約条件を見つけ、それを最適化することで全体のパフォーマンスを向上させる事ができます。
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■ なぜなぜ分析
問題の根本原因を見つけるために『なぜ』を繰り返す手法です。
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