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産後腰痛はなぜ起こる??

産後腰痛って??

産前や産後の女性の悩みで特に多いのが腰痛
しょうがないものとあきらめてはいませんか??
0歳児のママの4人に3人が腰痛に悩まされているという結果※も出ています。(※2016年10月 第一三共ヘルスケア調べ)

産後腰痛の原因

1.女性ホルモンの変化

お母さんは妊娠中10カ月以上もの間、胎児をお腹に宿しています。
胎児がだんだんと大きくなるにつれ、骨盤内のスペースが広く必要となります。その為にリラキシンというホルモンが多く分泌されます。
ホルモンの影響で、子宮・骨盤まわりの関節や靭帯がゆるむことで、赤ちゃんが産道を無事に通り抜けることができるようになります。

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しかし一方で骨盤の歪みを引き起こす原因にもなります。
リラキシンの分泌が影響して開いた骨盤は、産後3カ月~半年ぐらいかけて徐々に締まっていきます。その間骨盤はとにかく不安定であり、歪みも引き起こしやすい状態です。
骨盤には重要な内臓を保護する役割や、上半身のおもみを支えて、足におもみを分散させる役割があります。
骨盤が歪むと、周りの筋肉のバランスが崩れたり、上手く体重を支えられず、腰痛を引き起こしやすくなるのです。

2.産後の筋肉のおとろえ

妊娠中はお腹が出てくることで、さまざまな身体の変化が起こります。
①腰が反りやすくなり、腰の負担が増す。

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②お腹が大きくなることで腹筋が伸びる。弱くなる。
③お腹の重さによる骨盤底筋へ負担がかかる。

このような妊娠中の負担が蓄積し、骨盤まわりが不安定となり腰痛を引き起こす原因になってしまいます。

3.育児の負担

産後は先ほど挙げた、コンディションの不調をじっくり労わる暇なく、過酷な育児生活にすぐさま突入してしまうのです。
お料理掃除機かけ洗濯畳みなど、あらゆる家事前かがみになって行うものが多く、何かと腰に負担がかかりやすいものです。
それに加えて授乳ミルク作り、赤ちゃんの抱っこおんぶおむつ替えなど想像以上に腰へ負担がかかります。
これらの作業は、数日で終わるわけではなく年単位で続きます。

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赤ちゃんを抱っこする場合は、体の前が重くなるため、体はバランスをとろうとして、腰をそらせることが腰痛の原因になります。
初めてお産をした女性は授乳に慣れるまでに時間がかかるので、同じ姿勢を長く続けてしまいやすく、腰が痛くなることがあります。


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