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「選択」が後に「性格」と云われる現象〜殺す?泣かす?待つ?語り継がれる三英傑の性格にみる勝負の選択

泣かぬ時鳥に対して「殺す」か「泣かす」か「待つ」か…信長→秀吉→家康(敬称略)の時代に流れた英雄をブランド化する標語のように現代に語り継がれている。

破壊的な信長、努力家な秀吉、根気の家康と三者三様の性格を表していて、古代インド思想の創造-維持-破壊ような実に哲学的な匂いもする。

しかしこれが後世語り継がれる三英傑の本当の性格だとは思えない。
結果的に1500年代に武士たちの躍進により、1600年代から300年ほど続く、江戸時代という縄文時代以来の平安な時代を築いたわけだが、そのために先頭打者の信長は既存のシステムを破壊(比叡山焼いちゃった)しないといけなかった、次鋒秀吉はコツコツとシステム作り(刀狩、太閤検地など)、仕上げの家康が長年続くシステム(江戸の結界など)を構築、と時代が流れていたわけだ。

殺す、泣かす、待つ…すごく綺麗な標語のようだが、それは三英傑もそれぞれの性格だったわけではなく、同じ目標に向かってそれぞれが正しい選択をした結果だったのではないだろうか。

1980年代中日ドラゴンズで活躍した牛島和彦投手は入団当時コーチに「同点の9回裏2アウト満塁2−3、お前なら何(球種)投げる?」と聞かれた。
当時の稲尾投手コーチは新人投手に必ずこの質問をしていたらしいが、ほとんどは「一か八かストレートど真ん中で」とか「得意なカーブで」とか答えるらしいのだが、18歳の牛島投手は「わかりません。どうやって同点になったかの試合の流れ、どうやって満塁になったかの経緯、フルカウントになるまでのファウルの数などの内訳も分からないのに、何投げるかなんか決められへん」と言い切ったそうです。

そう!これがまさに選択なんですよね!
選択された結果が後世に「こんな人だった」と語り継がれているわけです、人の世は面白いですね!
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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