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サービス提供者は待ち時間にスマホで何を提供できるか

私は待ち時間が嫌いで、何もしていない時間が許せない方なんですが、以前、吉野家の社長がインタビュー記事でこんなことをおっしゃってました。

「吉野家では昔は料理提供に1分もかかればクレームものだったけど、今はみんなスマホを見ながら待ってくれるので3分かかっても何もいわない。」

自分自身で考えてみても確かに、飲食店でも、病院でも、ディズニーランドのアトラクションでも、待っている間って連れと話してるかスマホを見ているし、
立ちっぱなしで疲れたとか、寒さ熱さがつらいとかはありますが、暇で仕方ないということはなくなったなあと感じます。

スマホの普及でみんな暇つぶしが上手になり、世の中のあらゆる待ち時間がただただ暇な時間というネガティブなものから、ポジティブとまでは言わないまでも、無駄な時間という感覚はどんどん薄くなっていってるのかもしれないですね。

そうなってきたときに、サービス提供側としては何ができるか。
ひとつに、待ち時間にスマホを使ったそのサービスのプロモーションがもっとできるようになるのかなと思います。

たとえば、待ち時間にそのお店に関するゲームをやってもらって、割引券が提供されたり。クイズに答えてもらってポイントが溜まったり。

顧客は待ち時間に勝手にスマホを見始めるので、スマホでこれをやってくださいという提案がおこないやすい。ユーザー行動を大きく阻害することなく比較的自然に行動を促すことができます。

顧客の待ち時間を有効に活用するためにスマホで何を提供できるか。いろんなアイデアが生まれそうですね。

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