お互いが幸せでいられる為に大事なモノとは
なんだか男女の人間関係の様なタイトルですが、
今回は『食べ放題』についての記事です。
元を取ろうとする発想
「〇〇円で食べ放題」というサービスを目にする事は多いです。
またホテル等でのビュッフェを調べて足を運ぶ方もいらっしゃいます。
以前私はお店に入り席に着いて、食べ放題がスタートすると
お皿に山盛りのフードを取って来ていました。
時間制のお店だったのもあるかと思いますが、
1皿目から山盛りにする必要は実はありません。
それでも山盛りにしてしまうのはなぜでしょう。
それは「支払った分の元を取らなければ」と考えていたからです。
目的は元を取る事なのか?
この時の目的は「〇〇円以上の食事をする事」になっていました。
しかし本来の目的は、「このお店にある様々な料理を、美味しく頂く事」や「友人と楽しい時間を過ごす事」であったと思います。
人は支払った分以上を回収しようとします。
なぜなら損をしたくないからです。
しかしこの「回収しよう」という思考が、本来の目的を見失わせるのです。
結果、食べきれずにお皿に食事を残してしまったり、満腹になり過ぎて苦しい思いをしてしまったりするのです。
これは凄くもったいない時間の使い方ではないでしょうか。
料理人の喜びとは
また視点を料理人の方に変えてみると、違った見え方がしてきます。
料理人にとって、作った料理をお客様に提供し、美味しく食べて頂ける事が喜びの一つだと思います。
「美味しかった」「また来ます」
そんな言葉を頂けると、技術を研鑽し、味を研究するといった努力が報われる事と思います。
しかし逆に、テーブルから下がってきたお皿に食事が残っていると
「美味しくなかったのかな」「食材がもったいないな」と感じてしまう事でしょう。
もちろん、お客様は料理人の方を喜ばせる為に
お店に来ている訳ではありません。
それでも作って頂いた方への配慮をする事は、マナーではないかと思うのです。
お互いに喜びを感じるには
来店している自分達はもちろん、料理を振舞って頂いている料理人の方にも、お店のスタッフの方々にとっても、喜びとなる時間にしていくには
こうした配慮が必要だと感じています。
特にお店側はホストになる為、お客様側はマウントを取れてしまいます。
だからこそお客様側は、素敵な空間や美味しい料理を提供して頂いているお店に感謝をし、お互いにより良い時間にしていく為の配慮をしていく必要があります。
三波春夫さんの「お客様は神様です」の言葉の本当の意味をしらず、
横柄な態度を取っていては、その時間そのものの価値を下げてしまいます。
お互いに気持ち良く、素敵で楽しい時間を過ごす為には、
サービスを提供して頂く側の心持ちが大事です。
周りへの感謝を持ち、行動や振る舞いに表していくと
格好良い自分にもなれそうです。
ではでは☆
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