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問題発生時に冷静に対処する方法とは

<答え>問題は他人事として考え、アドバイスをする

<実験>問題の客観視(参考 エバン・ポルマンとカイル・Jエミックの実験)

Aチームの被験者には
ある囚人が塔から逃げようとしている。
ロープを見つけた。ところがロープは安全に地面におりられる長さの半分しかない。
どうする?という問題を出した。

Bチームの被験者には
囚人であるあなたは塔から逃げようとしている。
ロープを見つけた。ところがロープは安全に地面におりられる長さの半分しかない。
どうする?という問題を出した。

<結果>
Aチームの66%がすぐに答えた。
Bチームの48%がすぐに答えた。

つまり
自分が直面している問題よりも
他人が直面している問題のほうが
答えを見つけやすい。


<筆者の考え>
問題が起きた。どうしよう。頭の中がぐるぐる回る。とりあえずできることから対処しよう。そう思って動いたら、かえって問題を大きくしてしまった。別の問題も引き起こした。どんどん焦りとイライラがかそくしていく。時間ばかりが経過していく。
そんな状況に追い込まれた時、私たちはどうすればいいのでしょうか。

私ならばすぐにこう考えます。「そんな状況に追い込まれている」と自分で気づくことが出来たのだから、それだけでラッキーじゃないかと。さらにこう質問します。「こういった状況に追い込まれているのが、もしも私ではなく他人で、その人がもし私のところに相談にきたら、なんて答えてあげるだろうか」。
つまり脳内で「大変だ!どうしよう」という疑問を繰り返していると、現実を見る視点が「大変だ!」のまま固定されてしまいますが、いったん今の状況を他人事のようにとらえなおしてみると、それはそもそも大変なのかどうかすらわからない冷静な目で、直面しているできごとを見ることができるというわけです。答えはシンプルなものです。
もしその場で答えが出ないなら、あとで調べるか、知っていそうな人に聞くだけです。今答えが出ないことは、いま悩んでも仕方がない、ということにも気付けるかもしれません。

どうしても他人の目で見直すことが出来ない、というときもあります。そんなときは、今の状況を誰かに来てもらうか、パソコンに打ち込んでみるといいかもしれません。言葉やテキストにしてみただけで、解決してしまうこともあるでしょう。

問題は他人事として考え、アドバイスをしよう


〈感想〉
重要な得意先から問題発生の連絡があり、それをすぐに解決しなければならない状況、私の場合この状況が一番てんぱります。
特に新しい得意先で、要領や勝手がまだわからないときはなおさらです。おなかが痛くなり、家に帰りたくなります。
しかし、こうなったときこそ、冷静になるように努力します。まず自分にできることを探す。発生原因を確認し何が問題だったのか、どう対処すればよいか自分なりに考えたうえで、前任者に確認したり、聞いたりします。
ここの、一旦冷静になるときに、私は自分を客観的に見るようにしています。
自分事なのですが、どこかその問題に対して距離を置いている状況。前任者だったらどうしていただろうか。この状況を後輩がしたらどうアドバイスするだろう。
てんぱりすぎると本当に冷静な判断が出来なくなります。慣れていないときはそうなりがちですが、まずは客観視して考えること、それでもわからないときは、人に聞いてやるしかないのです。

(参考 図解モチベーション大百科)

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