”大切な人の死”から僕はこのサービスを世に届ける...「MORIWAKI Video」
いきなりですが・・・
あなたが思う大切な方の顔を想像してみてください。
どんな表情をしていますか?
どんな声をしていますか?
どんな仕草をしていますか?
あと10秒後にあなたの記憶からあなたの大切な人は消えます。
と言われたら・・・
どんな気持ちですか?
儚く、悲しいですよね。
それが記憶ってものです。
10年、20年経つと記憶というものは消えていくのです。
人の死は戻ってこない。
「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してる」
そんな感謝や想いを伝えてない。そんな後悔が残ったりします。
僕は1人でも多くの人が後悔しない世の中にする。
【目次】
・14歳の森脇俊樹
・祖父の死
・後悔を防ぐ+最高な親孝行
・MORIWAKI Video誕生
・僕はMOIRIWAKIを生まない
・亡き祖父へ
・両親へ
・最後に
〈14歳の森脇俊樹〉
14歳の時、僕は反抗期で親とも口を聞かず、学校という環境に適応せず、虐められ 、誰からも理解されない、個性や価値観が壊されると思いながら過ごしていました。
そんな異質な僕を排除するこの社会が嫌いでした。
母には暴言を吐き、父には揉め合いを起こし、家庭環境が崩壊寸前でした。
そんな中、祖父が入院しました。
祖父が入院している病院は自宅から数kmあるため、車で親と一緒にお見舞いに行くことが嫌で嫌でしょうがなかったことをよく覚えています。
僕は祖父との会話も一言で終わらせていました。「うん」「頑張ってるよ」「そうだね」僕は祖父の優しさを受け入れず、ただ一言で話を済ませるどうしようもないクソガキでした。(じいちゃん悲しかっただろうな・・・)
お見舞いは数回しかいかず、
入院から3ヶ月後
祖父は癌で亡くなりました...
〈祖父の死〉
亡くなった直後は現実を受け入れられず、ただ時間が経過していく日々でした。
今思うと何が起きたかも理解できていなく、理解したくないと思い込んでいる状態だったんだと思います。
人ってこんなに簡単に消えていくものなのか・・・
葬式が始まる前、親族の待機所みたいな所で、横に寝て、口から漏液が溢れ、流れ出ていく祖父の姿を見て、急に現実を受け入れだし、涙が止まらなくなりました。
じいちゃんは死んだんだ。
あの大好きなじいちゃんは死んだんだ。
レオン(愛犬)に小便をかけられ笑うじいちゃんも見れないんだ。
もう庭でセブンスターを吸っているじいちゃんも見れないんだ。
たくさん暴言吐いたことに「ごめんなさい」と謝ってないよ。
たくさん支えてくれたことに「ありがとう」と感謝を伝えてないよ。
とても悔しいし、辛くなりました。
僕は祖父に暴言を吐き、ましてや祖父が危ない状態でありながら亡くなる前日にゲームをしに帰ってしまったこと。
そんなごめんなさいという言葉を何回も何回も
寝ている祖父に向かって心の中で叫んだ..
でも、答えてくれません。
自分のことしか考えず、何も感謝を伝えていない自分が許せなくて、許せなくて...たまらなかったんです。僕は自分自身を見えないナイフで何度も何度も刺し、 心を傷つけていました。
周りの大人には「かわいそう」「おじいちゃん子だったのに」「寂しいだろうね」
そんな外部ノイズが僕をより苦しめてくる。
火葬場では、あんな逞しかった祖父の体がちっぽけな骨になっていて、
僕は受け入れられなかった。
そこから数日が経ち祖父が夢に出てきました。
今でも鮮明に覚えています。謝り続ける僕を抱きしめ、「大丈夫だよ」という言葉で包み込んでくれた。天国に行く前にボロボロな僕をほっとけなくて祖父は温かく、僕を抱きしめ、真っ暗だった世界を温かみのある真っ直ぐな黄色い光で道筋を描いてくれたんだと思います。
僕は『大丈夫だよ』という言葉に祖父の愛を感じました。
その時から僕は自分を大切にしようと思えました。今まで距離を置いてきた家族にも学校にも向き合うことから始めていこうと思えました。
祖父が亡くなってから10年経ちましたが、僕は祖父の生き様を全然知りません。
祖父と祖母の出会い、結ばれたこと。祖父がどんな想いで家族支えていたのか。
母が僕を産んだ時、祖父はどんな気持ちだったのか。
24歳になって聞きたいことがたくさんあります。 でも聞けないのが現実。
亡くなってから10年が経ったので、 祖父の声、表情、仕草は少ししか覚えていません。 これから時が経つにつれ 、どんどん忘れていくと思います。
私は2020年1月から映像クリエイターとして受託制作や動画制作教室の講師を務めております。
仕事をしていくうちに、
僕以外のクリエイターでもこの仕事はできるよな。これはやれることであって、やりたいことではない。
僕にしかできないことはなんだろう・・・と考えた時期がありました。
そして見つけたのが次の話。
〈後悔を防ぐ+最高な親孝行〉
慌ただしい日々が過ぎ、日常のなかに後悔が転がり込んでいると僕は感じます。後悔の中にも、「あの時、〇〇しとけばよかったな」というすべての後悔は過去に関する出来事であり、 後悔は人を強くする一方、取り返しがつかない後悔があったりします。
それは大切な人が亡くなったときに伝えれなかった感謝や想いです・・・
言葉っていうものは形にすることができない。でも動画なら、仕草、表情も含め想いを可視化することができる。手紙より断然いい。そんな僕の様な後悔をすることがない世界にしたい!!!
そんなことを考えていたのは2020年5月頃。
でもまだフリーランスなったばっかだし、会社を立ち上げようとしている仲間も動いてくれるのかな?そんな葛藤があった。
そしたら、
メンバーの1人の正木吟太が突然、
「俊樹の想いがそのまま世に届けれそう。めちゃめちゃ素敵なサービスを思いついてん」
その内容が親孝行映像サービス。
息子さん、娘さんから親御様へ、日頃の想いや感謝、思い出、嬉しかったこと、好きなところ、尊敬してるところなど、伝えたいことを会話ベースで話していただく。それを動画として子が親御様へ届けるサービス。
心が震えた。
なんでそうなったか聞いてみると、
吟太の親しい友人のお母さんが末期癌になってしまったって聞いて、
すごく悔しいやろなって思ったそう。
色んなとこ行ったり、ご飯食べたり、冗談言い合ったり、孫の顔だって見せれないかもしれない。悔しいやろなって思ったそう。
子供が元気にすくすく育ってくれてるだけでもう十分すぎるほど幸せ。
って思ってる親が多いと思うかもしれないけど、旅行とかカバンとか色々プレゼントでもいいけど・・・
でも、それでも、なんか、まだ足りない。と思ったそうです。
そんなことを思い、彼は行き着いた。
最高な親孝行は"想いを言葉で伝えること"
〈MORIWAKI Video誕生〉
そこから正木吟太が思う親孝行と僕の後悔を防ぎたい。
この2つがマッチして僕らはこのサービスを立ち上げた。
株式会社リゲバラを設立(11月10日登記)し、『MORIWAKI Video』というサービスを始めた。
具体的な流れ⬇︎
まず予約をいただき、そこから打ち合わせ予定日を決めます。打ち合わせではこれまでのお父様、お母様との印象的なエピソードや感謝していることなど丁寧に”らしく”を軸に一緒に構成を考えます。そして撮影当日、森脇俊樹の独自なインタビュー(会話形式)で撮影をする。編集完了後はお客様が手紙や写真などを添えて親御様に届ける様な形になります。
恥ずかしくて伝えられない想いを僕が聞き、動画という”カタチ”を残すものです
詳細はMORIWAKI Videoホームページ⬇︎
実際に親御様は喜んでもらえるのか?最高な親孝行になるのか?
そこで代表正木の親御様にMORIWAKI Videoを届けました。。
その時の動画⬇︎
正木のお母さんは泣いて喜び、お父さんは照れておられました。
僕は正木のお母さんに
「私たちのタカラモノになりました。本当にありがとう。」
と言ってくださりました。
この動画の1分23秒からお母様は泣いておられます。
撮影時、DVDの中身は一切伝えておりません。本当の涙です。
僕はこの涙を見て、これは世の中を2mm、ステキな方向へ導けると確信しました。
〈僕はMORIWAKIを生まない〉
僕らが思う「MORIWAKI」の定義。
MORIWAKIとは・・・
大切な身近な人に身近すぎるがゆえに近況や感謝などを伝えられず、その人が亡くなった後、「もっとたくさん会話をすればよかった」と後悔する人のこと。
今後「MORIWAKI」と同じ後悔をする人が一人でも少なくなれば。後悔となりうることを防ぐことができれば。
そんな想いから、親御様を中心に身近な人に感謝の想いを伝えるお手伝いがしたいと考えた。
そして、MORIWAKI Videoを通じて 感謝を伝えてもらった人だけでなく、伝えた人も幸せになれる。
そんなきっかけになれることを僕たちは作ります。
そして親御様のタカラモノを作ります。
僕はこのサービスでMORIWAKIを生まないと決意しました。
〈亡き祖父へ〉
実はもう何人かMORIWAKI Videoをさせてもらってるんです。
僕はやっていくうちに気づきました。
僕の後悔は人を助けることができ、僕の後悔は亡くなった祖父への”恩返し”になる
僕は想いを祖父に伝えれなかったけど、僕なら皆さんの想いを引き出し、大切な方に届けれる自信がある。
これが使命なんよな。じいちゃんも喜ぶやろな。このMORIWAKi Videoが広まった時にじいちゃんの話題が出てくるんやからさ。じいちゃんに最高な恩返しを届けていくよ。ちゃんと天国から見ててな。
〈両親へ〉
実際に会って感謝を伝えているけど改めて伝えるわ。
14の時ひどいことしてごめんよ。
毎日ご飯作ってくれてありがとう。
毎日家計を支えるために頑張ってくれてありがとう。
これからも長生きしておくれよ。
もう言葉では伝えてるからさ、次はたくさんの家族をハッピーにしてくるわ
いつもありがとう。
〈最後に〉
こんな拙い文章にお付き合いをいただけたことに本当に感謝しております。
そしてサービスのこと、僕のことをもっと知りたい。協力したい。
などなど
思っていただけたらメールもしくはSNSのDMにていただけると幸いです。
なんでも構いません!
こういう映像はどう?こんなとこに営業行ってみたら?広めるためにこんなことしたら?
なんでも嬉しく思います🙇♂️
noteのコメントでもなんでも励みになります☺️全力でお返しさせていただきます。
▫️MORIWAKI Videoホームページ
https://moriwaki-video.com/index.html
▫️メールアドレス
toshikimoriwaki@gmail.com
https://twitter.com/to_s_ki330
https://www.instagram.com/toshiki_330/
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからの皆さまの人生がより良くなることを願っています!
株式会社リゲバラ
MORIWAKI Video事業責任者 森脇俊樹
〜追記1〜
この動画はサービスに対する想いを20分かけて話しております。
こちらの方が僕らしさが出てるかと思いますので、時間があれば見ていただけると幸いです🙇♂️
〜追記2〜
吟太、大我へ
やっとスタートやな。ここまで支えてくれたことに感謝します!これかもよろしくやで。革命を起こしましょう。