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がっちりマンデーから学ぶ!真似る! 中小製造業の王道戦略は「自社特許部品を使った製品で勝つ!」

中小企業診断士祝いが解説するテレビメモ術#18

本日5月3日のがっちりマンデーは、コロナ禍で新規撮影がでず過去番組の編集で行われました。 千石トースターは素晴らし取組なので、予定を変更して急遽本日、成功のコツを作成しました。

2019年5月19日放送の""大手に負けない!一芸がスゴい家電メーカーが登場!(1社目)
パンが激ウマに焼ける!魔法のトースターで年商160億円「千石」
中小の製造業が生き残る、特許や知財活用の模範的取組をしている千石株式会社。真似る価値大です。
良いところは学び、真似て早期復活しましょう!

【特許部品で自社ブランド製品にすれば、ヒット後も他社追従を防げる】

<推薦理由>コロナ対応戦略には、直近に資金繰りを解決しつつ、困難ですが新しい商品化への着手も必要です。トースターの千石の取組はハードルは高いですが、中期計画として入れたい取組です。発売開始4年で、なんと75万台!売上げ150億円を達成!
がっちりマンデー2019/5/19放送
大手に負けない!一芸がスゴい家電メーカーが登場!(1社目)
パンが激ウマに焼ける!魔法のトースターで年商160億円「千石」
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/0519.html#b1"

<成功のポイント/工夫>
1)グラファイト素材のヒーター部品を独自開発し、特許を取得後製品化 
2)グラファイトヒーター部品の特性を活用したトースターの開発と商品化を実現:たった0.2秒で1,300度になる!トースター「アラジン」
3)グラファイトヒーター部品の特性を活用した構造設計とデザイン設計

<岩井コメント>
中小企業製品メーカーの模範的事例の一つだと感服しました!
千石社の素晴らしいことは、特許取得だけでなく、自社で部品を完成。
その特許部品を活用して最適な用途の製品化を図ることに成功したことです。
今後も持続的な大躍進ができる仕組みを創り出しました。
※ただし、特許をどの国で取得しているか、何類で取得するかも大切なことです。製品を輸出したい国があれば。、事前に特許出願した後に、輸出を開始するストーリーが大切です。

通常、中小企業は、部品を外部調達しています。仮に、新製品の部品を活用し、そこに独自機能を追加して発売します。潜在市場を顕在化して、一時的にブームを創ることはできます。
しかし、この場合、キーになる部品は外部調達のため、すぐに、その部品を使ったライバル会社が出現します。大手企業が参入すれば、瞬く間に先行した中小企業は撃沈されてしまいます。
グラファイトヒーターの開発には、相当の年数がかかったと思います。
先行研究開発費も相当額を投入したと思われます。

販売促進のアドバイスとしては、グラファイトヒーター付きトースターでの「料理本」の提供も、ハードの売れ行きを拡大する方法として良いのではないでしょうか。
コロナ禍後のメーカーは、単にハードを提供するだけでは大きな満足を得ることはできなくなると思います。お客様が活用しやすい活用提案を積極的にすることではないでしょうか。 
 参考事例企業として、当通信教育でもカリキュラムにしている、カンブリア宮殿「愛知ドビー社」があります。
グラファイトヒーターの優位性があるうちに、もっともっと世界進出して、大きく成長してほしい会社ですね。

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